早期退職と自転車旅

早期退職後にやりたい事として、のんびり色々なところに旅行したいと思う人も多いだろう。時間はたっぷりあるし、わざわざ料金が高く、混雑しているゴールデンウィークやお盆休みに出かける必要もない。

ただ一つ不安なのは「おカネ」。

掃いて捨てるほどのおカネがあれば別だが、早期退職を実現した人や目指している人の多くは、「浪費しなければやっていけるレベル」を考えているはず。

早期退職して時間がたっぷりあっても、移動や宿泊に費用が嵩むとのんびり旅行三昧という気分にはならない。

移動費を減らす最も有効な手段は、徒歩か自転車での移動だろう。いわゆる「トホダー」とか「チャリダー」になること。ただ徒歩はさすがに1日の移動距離が短すぎるように思う。

自転車もスピードは遅いが、これまでの経験から自転車での移動時間は楽しく、自分にはちょうどよいスピードだと思う。早期退職すると今まで以上に時間ができるので急ぐ必要はない。

初期費用や消耗品の出費がかかるが、レンタカーや公共交通機関に比べれば格安だ。

とは言っても、体力が一番心配と思う人も多いと思う。

でも自転車で旅することが楽しいと思えるなら、あまり問題にならないと思う。自分は始めて長距離の自転車旅に出かけたとき、楽しくて苦にならなかった。疲れたら休めばいいし、最初は移動距離を短くして無理のない行程から始めればいい。

宿泊費を減らすにはやはり「キャンプ」が一番だろう。

ただ、民間のキャンプ場は下手すると旅館に泊まるより高いところがあるので注意が必要だ。

旅したいところが遠いため、そこまで公共交通機関を利用することもあるだろう。

そういう時は長距離フェリー（もちろん格安の2等席）が一番。移動と宿泊が一緒になっていて、移動費と宿泊費を減らすには一番いい乗り物だ。しかも寝ている時に移動してくれる。

かつては夜行列車もあったが、新幹線のおかげでほとんどなくなった。今は格安航空会社という手も出てきたので、今後考えていきたいと思う。

自転車旅のとっかかり

興味を持った方やもっと詳しく知りたい方は、Yuのブログや他のチャリダーさんが書いた旅行ブログがたくさんあるので、ぜひ見てほしいと思う。

「自転車」、「旅」で検索すればたくさん出てくる。チャリダーさんには、会社員の方や学生さん、定年退職した方、女性の方といろんな方がいる。

私も最初の頃はいろんなブログを読んで参考にさせてもらった。

まずは試しに日帰りの近場から始めてみたらいいと思うし、それで楽しいと感じたら遠出したり、泊まりで出かけてみるのもいいだろう。

ちなみに、自分は自転車旅をしているが自分の事をチャリダーと思っていない。それはキャンプをしていないから。

チャリダーの定義はわからないが、自分としてはキャンプ道具や自炊道具を自転車の両脇に満載してワイルドに旅している方々がチャリダーと思っている。

民宿や旅館に泊まって荷物の少ない自転車旅をしている自分を同列に並べるのは失礼かなと…。

先日書いたように、私も早期退職したらワイルド？にチャリダーデビューをしたいと思っている。

長距離の自転車旅に出かけるなら、やはり景色のいいところに行きたい。夏の北海道や沖縄の離島、しまなみ海道がお勧め。

中でも夏の北海道は他に比べて旅している人をよく見かける。昔に比べればずいぶん減ったと聞いたが、ライダーはたくさん見かけチャリダーもまだ結構いる。

トホダーに出会うこともあるだろう。リヤカーを引いて旅している人もいたそうだ。

旅人同士が擦れ違う際に、手を挙げたり振ったりして挨拶を交わすのも夏の北海道ならでは。他の場所ではこういう光景を見たことないし、そもそもトホダーやチャリダーに出会うことがほとんどない。

キャンプ場も自治体で運営しているところがほとんどなので格安（1,000円以下？）なところが多く、中には無料のところもある。キャンプ場の近隣に温泉があるところも多く、非常にありがたい。

キャンプ場以外にもライダーハウスやとほ宿、ゲストハウスなど格安の宿泊所もあるので利用してはいかがだろうか。

公開日：2017年1月26日12時00分、1月28日14時16分
更新日：2023年12月14日12時00分 

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