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'09 んみゃーち美ぎ島 宮古島② 宮古島〜伊良部島〜下地島

2009年 沖縄 自転車旅

初日 2009311日(水)

8:35 JAL2081便で伊丹空港を出発。

離陸してだいぶ経ってから、いよいよGPSの電源を入れる。もちろん電子機器の電源OFFサインは消えている。

しばらくするとGPSの電波を捕捉し現在地が表示される。「おーっ、飛行機でも窓側だと受信できるねぇ」

通路側も受信できそうな感じもする。

9:53 右に島が見える。

「どこだ?」

早速GPSで確認する。「屋久島」のようだ。なんとなく丸い形をしているのがわかる。GPSがあるとこういうこともできて面白い。

10:30 左に旋回すると今度は沖縄本島と珊瑚礁の海が見えてくる。

島の両岸いっぱいまで石油コンビナートが立ち並んでいるところがある。

「あれはどこだ?」

と思い、今度はツールングマップルを見てみる。平安座(へんな)島のようだ。

電子機器の電源OFFサインが出たので、GPSの電源を落とす。

10:50 那覇空港に到着。沖縄初上陸!と言っても乗り継ぎなので空港から出ることはない。

乗り継ぎ便の搭乗口に向かうが、同じフロアにあってあっという間に到着。まだ出発まで1時間以上あるので、空港内や駐機場の写真を撮ったりして時間を潰す。窓から駐機場を見ると、左にJAL、右にANAの飛行機がキレイに分かれて止まっている。

12:20 JTA0561便で那覇空港を出発。一気に飛行機がちっちゃくなった。

宮古島

13:10 宮古空港に到着。あっという間に着いた。「きたぞー」

空港を出て、MR 4Fを組み立てる場所を探す。「あったけー」

いつものように他の人の邪魔にならないところで、ついでにタクシーの運ちゃんにあまり注目されないところを探す。とりあえず、到着口を出て左の駐車場寄りのところで組み立てることにする。

25分ほどで準備完了。

まずは宮古空港の写真を撮っておく。屋根が赤瓦の特徴的な形、沖縄っぽくってなかなかイイ感じ。那覇を含めて大きな空港はどこも近代的なビルだが、その土地にあったこういう雰囲気の建物の方がイイね。

宮古空港
宮古空港

14:05 宮古空港を出発。「よーし、いくぞー」

天気は曇天だが、まだ3月なのに空気が少し生ぬるい感じがする。さすが宮古島。

伊良部島に渡るため、平良港に向かう。この時間だと15:00発の船に乗れるだろう。

空港内の道路を南に大きく迂回し、県道243号線に出て右折する。中央分離帯には、ヤシの木を小さくしたような南国らしい木が立ち並んでいる。

少し走ると道の両側に背の高い茎っぽいものが生えている。刈り取られているところもある。「さとうきびだー」

さとうきび畑を見るのは初めてだが、見た瞬間そう思った。間違いない。

14:20 国道390号線に到着。

平良港に行くならここを右折するのだが、せっかく宮古島に来たのでキレイな海が見える海岸線を走りたい。

ということで、ここは一旦左折し次の交差点で右折して海岸線沿いの道に入ることにする。こういうことができるのもGPSがあるからだ。GPSがなければ、船に乗らないといけないので道に迷わないよう国道を通って平良港に向かっていたはず。

14:22「農業基盤整備 農道整備事業」と書かれた看板がある農免道路へ右折する。

農免道路に入ると遠くに海が見えてくる。

しばらく走ると海に出たので止まって景色を眺める。ここは浅瀬で干潮のせいか干潟のような感じになっている。でも少し先の海はエメラルドグリーン。さすが宮古島。

宮古島の海
宮古島の海

海岸線沿いの道はすぐに終わり、さとうきび畑の中を走る。

県道192号線に突き当たり右折する。頑丈そうな沖縄らしい家やマンションが立ち並ぶ住宅街を抜ける。

国道390号線に到着、左折する。

右に大きくカーブして平良の街に入っていく。「パイナガマビーチ」の案内標示。「おーっ、沖縄っぽい名前だ」

いちいち、沖縄っぽさに感動する。

すると、前方に大きな建物が見えてくる。「港はあのへんだろう」

14:54 平良港に到着。急いで切符を買いに行く。往復で780円也。自転車の料金は忘れた

そしてすぐにMR 4Fを船に載せようとするが、すでに立錐の余地がないほど他の自転車が積み込まれていて、しかも自転車置き場の柵は閉じられている。

「えっ、もうダメ?載せらんないの?」

と思っていたら、中にいる船員さんと思しきおじさんが

「上から入れて」

と言うので、MR 4Fを持ち上げて、柵や他の自転車の上から船員さんに渡す。MR 4Fは軽い(10kgぐらい)ので全然問題なし。なんとか積んでもらった。

そして自分も船に乗り込む。ちなみに船の名は「スーパーライナーはやて」。

15:03 平良港を出港。

港の北側に客船のようなが大きな船が見える。

港を出ると左に宮古島と伊良部島を結ぶ建設中の伊良部大橋が見える。さらに進むと右手遠くに池間島と池間大橋もうっすら見える。

さらにさらに伊良部島に近づくと建設中の伊良部大橋の向こうに来間島と来間大橋も見えてくる。

池間大橋と来間大橋を見てみると、中間部分が船が通れるよう少し盛り上がっている。「みんなおんなじような形だなぁ」

伊良部島

15:19 伊良部島・佐良浜港に到着。

佐良浜港
佐良浜港

サンマリンターミナルには「伊良部高等学校 春の高校バレー出場」という横断幕が掲げられている。「おっ、スゴイね」

沖縄の離島(宮古島)の離島(伊良部島)にある高校が全国大会にいくのだから純粋にそう思う。

サンマリンターミナルから出たところに観光案内の地図があるので、これから周る予定の場所を確認する。

周ろうと思っているところは、牧山展望台、渡口の浜、通り池、下地島空港周辺の絶景スポット、そして佐和田の浜。

15:26 佐良浜港を出発。牧山展望台に向かう。

港の先にある急坂を上る。勾配は10%近くありそうだ。次の交差点をそのまま直進する。道が狭くなり、勾配がさらに増す。交通量は皆無。

突き当たりで「⬅︎牧山展望台」の案内標識がある。左折すると畑の中の平坦な道になり一息つく。

県道204号線との交差点にも「牧山展望台」への案内標識がある。標識に従い、そのまま直進する。少し走ると右カーブ、また少し上る。

上りきったところでちょっと休憩。このあたりの舗装道路はちょっと赤茶けている。道路の両側にある畑の土が赤茶けているので、この土のせいだろう。

そういえば港からここに来る途中の道路もそうだった。伊良部島の土は赤茶けているみたいだ。そういえば宮古島の畑の土も赤茶けていたように思う。

道路の両側にはハイビスカスっぽい赤い花も咲いている。さすが宮古島。くどい

後ろを振り返ると海が見える。そこそこ上ってきたことがわかる。

歩道のある片側1車線の道との交差点に到着。水溜まりがある。どうやら雨が降ったようだ。

「⬅︎牧山展望台」の標識があるので左折する。片側1車線の比較的広い道に出たが、相変わらず交通量も人影も皆無。前方に電波塔が2つ見える。

しばらく走っていくと、左手に突然鳥居が現れる。ジャングルとまでは言わないが、草木が生い茂ったところにポツンと鳥居が建っている。鳥居の奥も草木で覆われていて本殿があるように見えない。あとで調べると、ここは御嶽(比屋地御嶽)だった。

比屋地御嶽の先で再び「⬅︎牧山展望台」の標識が出てきたので左折する。

駐車場に到着。案内図があるのでそれを見ると、ここからさらに左に行ったところに展望台があるようだ。左折して車1台が通れるほどの道で奥へ入っていく。

少し走ると展望台らしき建物が見えてくる。「あれか?」

その先に車が2,3台止まれるほどの小さい駐車場とトイレがある。トイレの横に自転車を止めて展望台に向かう。

15:52牧山展望台」に到着。

曇天だけど絶景。正面に海を隔てて宮古島の平良の街、右に建設中の伊良部大橋、その奥に来間島が見える。

伊良部大橋のうち、宮古島側の1/3ぐらいには橋脚の土台のようなものができていて、伊良部島側の1/3ぐらいは埋立られているように見える。残りの中間部分はまだ何もなく繋がっていない。

ちょうど展望台に伊良部島の完成予想図が掲示されているのだが、それと見比べるとまだまだ造り始めたばかりという感じだ。

「いつできるんだろう」

と思うが、それは書いていない。出来上がるまでかなり時間がかかりそうだ。橋の長さも3,540mになるらしい。「長いな」

建設中の伊良部大橋
建設中の伊良部大橋

船のままでもいいような気がするが、地元の人はそうは思わないのだろう。橋ができたら、また自転車で走りにきたいところだ。

曇天のせいもあり、海はそれほどキレイには見えないが、それでもエメラルドグリーンに見えるところが少しある。さすが宮古島。また

左の方を見るとすぐ先にかなり高い断崖があり、その下には森が広がっている。この展望台は断崖の上に立っていることに気づく。「いつの間にこんなに上ったんだ?」

遠くには池間島も見える。

牧山展望台横の断崖
牧山展望台横の断崖

伊良部大橋の方向にある海岸線の道路近くに大きな岩が見える。その岩の近くの道路に軽自動車が1台止まっていて人影が見える。「何してるんだろう?」と思うが、ここからはよく見えない。

しばらく展望台で写真を撮ったり、景色を眺めたりして過ごす。結局、他には誰も来なかった。

16:13「牧山展望台」を出発。

自転車を止めたトイレのところまで戻ると、トイレの壁に貼紙がある。

「この地域に銃器によるクジャクの捕獲を行っております。山林内を利用されている方は周知の方よろしくお願い致します」

と書いてある。

「銃!?」

間違って撃たれないかとちょっとビビる。クジャクを捕獲しているのは外来種だからなのだろうか。よくわからない。

次は「渡口の浜」に向かう。

道幅の狭い急坂を下りる。まだ3月だというのにボーボーに生えている道路脇の草が路肩まで覆っていて、狭い道がさらに狭くなっている。そんな坂道にもハイビスカスの赤い花が咲いている。さすが

海や建設中の伊良部大橋、遠くの来間島を眺めつつ、慎重に坂を下りる。

伊良部島の外周道路に出て右折する。南の空に厚い雲はなく、少し赤みがかっているように見える。

長山港を通過してしばらくのんびり走っていると、前方に一段とキレイな海と砂浜が見える。「あれが渡口の浜か?」

その少し先で「⬅︎渡口の浜」の案内標識が出たので左折する。乗瀬橋の手前でさらに左折する。

16:46渡口の浜」の入口に到着。「渡口の浜」と書いてある石碑があるので間違いない。

奥に進むと、海の家のような、ダイビングサービスの店のような建物がある。

「ひょっとしてこの先は勝手に入ったらダメなところ?」

と思い、自転車を一旦止めてここで写真を撮ったり周りの景色を眺めたりする。「海も砂浜もやたらとキレイだな」

隣の川っぽいところもエメラルドグリーンをしているので「すげーなー」と思っていたら、そこは川ではなく伊良部島と下地島の間の海峡だった。海か。

そうしている間にも周囲の様子を伺うと、砂浜に犬の散歩をしている人がいる。入っても大丈夫そうだ。自転車を押して海の方へ進む。

防波堤の上を進み、段差のある手前で自転車を止めて、そこからは行けるところまで歩いていく。それにしても海は超キレイだし、砂浜は白すぎる。

曇天でも十分キレイなので、晴れていればもっとキレイだろう。

こんなところをいつも散歩できる人はかなり贅沢だなぁー。

渡口の浜
渡口の浜

17:04「渡口の浜」を出発。次は下地島空港の方へ向かう。

乗瀬橋の入口は鎖が張ってあり入れないようになっているので、直進して1本内陸にある橋へ向かう。

下地島

伊良部島と下地島の間に架かる小さな橋を渡る。水の色がエメラルドグリーンでなければ川にしかみえないし、伊良部島と下地島があまりに近いので1つの島にしかみえない。「何m離れてるんだ?」

橋を渡ると四叉路に出る。案内標識がある。予定では観光マップに「のどかな道」と書いてある島の一番南側の道を行くつもり。案内標識に「通り池」があるので、こっちだろうとその道へ進む。

下地島に入ると民家はなくなり、交通量も人影も完全皆無。一面にさとうきび畑が広がるだけで、さとうきびしか見えない。

そんな一直線の道を走っていくが、GPSを見ると予定していた「のどかな道」を走っておいない。1本北側の道を走っている。「あれっ」

もう戻る気はないし、この先で「のどかな道」に合流するのでそのまま進む。

左に海が見え始めて右にカーブする。GPSを見ると「のどかな道」の合流点を過ぎているが、それらしい道を見た覚えがない。「別にいいか」

そのまま走るが、なぜか「のどかな道」が気になってくる。どうしても気になるので合流点に戻ってみる。

GPSを見ながら合流点まで戻るが、畑の中に続く細い道があるだけでそれっぽい道はない。「もういいや」と思い、反転して先へ進む。

後で調べると、その細い道が「のどかな道」だった。

下り坂を降りていくと岩礁と砂浜の入江があって、そして海岸の岩には洞窟のような大きな穴が開いているのが見える。「中の島海岸」というらしい。

中の島海岸
中の島海岸

「⬅︎下地島巨岩(帯岩)」の案内標識が出る。が、左折した先はダート道なのでパス。

そのすぐ後に「⬅︎通り池」の案内標識が出る。ここは舗装路が続いているので左折して「通り池」に向かう。

すぐに駐車場に出る。トイレの屋根は赤瓦で、その上にはシーサーが載っかっている。沖縄らしい。

「通り池」は、ツーリングマップルによると「人魚伝説の残るコバルトブルーの神秘的な池 地下洞窟で海とつながっている」と書いてある。どんな池なのか楽しみだ。

自転車を止めて、両側が草木で覆われた遊歩道を歩いていく。その道を歩いていくと、アーチ状になっている草木のトンネルもあったりする。

17:33通り池」に到着。

展望台から池を眺める。曇天で日陰のせいかコバルトブルーというより、残念ながら真っ黒にしか見えない。池の向こうに見える海の色より遥かに濃く見える。かなり深そうにも見える。

通り池
通り池

展望台の反対側にも池があるが、こちらも同じような感じ。

「通り池」から更に木道が延びているので先へ進む。ゴツゴツした岩の上に木道が続いているが、しばらく歩くとロープが張ってあり行き止まり。「あれっ」

ロープの先を見ると、なんと木道が途中で一部なくなっている。

これ以上は行けないので引き返す。駐車場まで戻るが、結局ここも誰とも会うことはなかった。

「通り池」の駐車場を出発。木々に囲まれた道を北上する。

しばらく走ると前方が開け柵が見えてくる。下地島空港だろう。

そして完全に木々に囲まれた道から抜けると左に海がバーンと現れる。少し先の海は沖までエメラルドグリーンになっている。「なんか凄いことになってるぞ」

目の前まで行くと、もうエメラルドグリーンの海がずっと広がっていて超キレイだ。「スゲー、キレイすぎる」

しばらく写真を撮ったり海を眺めたりする。

島の北端の海には橋のようなものが沖に延びている。

「あれはなんだ?」

下地島の海
下地島の海

17:49 下地島の北端に到着。

「着陸時車輌進入禁止」の標識がある。道路に黄色のラインが入っているので、その先が進入禁止区域みたいだ。

そして滑走路の延長線上にある北端の海には誘導灯の桟橋が沖まで続いている。橋に見えたのはこれだった。誘導灯桟橋と滑走路の間の道路は「駐停車禁止」になっている。

振り返ると下地島空港の滑走路が見え、飛行機が1機だけ見える。下地島空港は訓練専用の空港なので、あの飛行機も多分訓練中なのだろう。

北端の海もエメラルドグリーンでスゲー絶景。持ってきた観光マップに「絶景スポット」と書いてあったので楽しみにしてきたが期待以上だった。ここでも写真を撮りまくり、キレイな海をしばらく眺める。

曇天で日が暮れかかっているのに海がこれだけキレイなのは凄い。さすが下地島。

下地島空港の誘導灯桟橋
下地島空港の誘導灯桟橋

北端を出発して滑走路の東側の道に入ると、左の海に小さな岩礁がポコポコたくさん顔を出している。それを見ながら走っていると、道端に石の説明板があるので見てみる。この岩礁は「魚垣(カツ)」というらしい。

魚垣
魚垣

このまま道なりに進めば宿に着くが、まだ日没まで少し時間があるし買い物もしたいところだ。ちょうどパーキングのようなところがあるので、そこでちょっと周辺を調べようと思う。

18:02佐和田の浜展望台」のパーキングに到着。まず携帯で店を調べると、宿を越えた集落にスーパーがあるのでそこに行くことにする。そのあと宿の近くにある「佐和田の浜」に行こうと思う。

再び、伊良部島

パーキングを出発、伊良部島に戻る。少し走ったところに2階建てマンションのような建物があり、壁には「いなうの郷」と書いてある。今日泊まる宿を発見。それを確認して店へ向かう。

18:14スーパーみなみ」に到着。スーパーというより共同売店っぽい。

店に入った時、お客さんが一人いて店の人と親しげに話しをしている。そのお客さんが帰り、自分がレジに行くと店の人から何か警戒感のようなものを感じてしまう。さっきのお客さんは多分近所の顔見知りだと思うが、自分はどう見ても観光客なのでそういう空気感になったのだろうと思う。「ここにはあまり観光客は来ないのか?」

適当に晩酌やつまみを買って店を出る。

18:24佐和田の浜」に到着。

「佐和田の浜」も海がキレイで、魚垣や下地島空港の誘導灯桟橋がよく見える。本当なら夕日がみたいところだが、今日のこの天気では無理。天気がよければ海も夕日もキレイだろう。

佐和田の浜
佐和田の浜

これにて今日の予定は終了。宿に向かう。

18:27 宿に到着。今日のお宿は「いなうの郷」。

1階は食堂で、2階が宿泊スペース。外から建物を見るとマンションのように見えるが、沖縄っぽい頑丈そうな建物だ。実際に2階の部屋に入るとマンションの部屋そのものだった。

室内は間取りでいえば1DKで、リビングというか寝室には大きな2つのベッドで占拠されている。一応、ツインルームなのだろうと思う。

目の前が「佐和田の浜」なので、ベランダからは下地島空港の誘導灯桟橋や魚垣の海が見える。まさしくオーシャンビューで眺めは最高。ベランダには椅子も置いてあり、ここでビールでも飲みながら、ボーッと海を眺めて過ごすのもいいかもしれない。

ダイニングキッチンには小さなキッチンと冷蔵庫、電気ポットがある。テーブルの上には、自宅にあるものと全く同じ鏡が置いてあったりする。

とりあえずシャワーを浴びようと浴室に入る。が、給湯のスイッチがない。探すとキッチンにあった。「なんで浴室にはないんだ?」

シャワーを浴びて1階の食堂「みなみ」に行き、一人で静かに晩飯兼宴会を開始。沖縄定番のゴーヤチャンプル、テビチなどをつまみに飲む。テーブルの上には島唐辛子の「くーす」が置いてあるが、これには手を出さない。また汗をかいてしまうので

飲みながら明日のことを考える。

伊良部島、下地島ともやはり海がキレイで絶景なところ多かったが、天気がイマイチだった。なので、明日もう1周してみようと思う。昼頃に宮古島に戻り、池間島まで足を延ばそう。宿は平良だが、山はないし時間も十分ありそうだ。

いい感じに酔ってきた。全然寒くないし、いい気分だ。他にも数組のお客さんがいて、店の雰囲気も店の人もいい感じで悪くない。結構長居して部屋に戻る。

部屋で2次会。途中で「佐和田の浜」がすぐそこなこと思い出し、自転車のライトと酒、つまみを持って浜へ行ってみる。

浜に下りる階段に座るが、周りはほとんど真っ暗なのでよく見えない。酔っているせいかあまり寒さを感じなく、ちょうどいい体感。

意味もなく「いいところだなぁ」なんてことを思いながら、持ってきた泡盛を少し飲む。旅を終わってからの事が頭をよぎる。「いかんいかん。まだ旅は始まったばかりで余計なことを考えるな」と振り払う。

さすがに眠くなってきたので、少し横になったりする。そのまま寝そうになる。「ダメダメ」と起き上がり、宿に戻る。

すぐに寝る。


走行時間:2h40m40s 走行距離:36.71km
平均速度:13.7km/h 最高速度:34.6km/h