8日目 2019年8月4日(日) -
今日も5時頃に起床してトイレに行く。外はやはり霧がかかっている。
夜に侵入してきた鹿は1頭もいなくなっているが、たくさんいた辺りは糞だらけになっている。
テントの近くにも落ちているところがあり、地面も濡れているので、テントを撤収する時は、気をつけないといけない。
今日の予定は、愛冠岬に寄った後、厚岸から尾幌まで国道44号線を進み、尾幌から道道142号線に入る。釧路まで出た後、市街地を回避して、鶴居へ向かう。
朝飯を買っていないので、愛冠岬に行った後、コンビニに寄って道の駅で食べることにしよう。
濡れているテントを乾かしながら、撤収を進める。昨日の夕暮れ時、テントを張らずに横になっていたもう一人のチャリダーのところをみると、テントが張ってある。あの後、暗い中で張ったのだろう。
昨日は相当、疲れているように見えたが、今朝は自分より早く撤収して、早々に5:30頃、出発していった。
管理棟はまだ開いていないので、昨日管理人さんに届けておいたチャリダーの落し物は、返されることはないだろう。チャリダーにとっては別に必要ないかもしれないが…
隣の家族連れはまだ寝ているようで、全く気配を感じない。
筑紫恋キャンプ場6:25 キャンプ場を出発。キャンプ場の写真を撮ろうとカメラを取り出し電源を入れると、勝手にシャッターがおりる。
「おっ、なんだ?」と思い、電源を入れ直してみる。が、また電源を入れただけで勝手にシャッターがおりる。
「なんか変だぞ」と思い、もう1度、電源を入れ直すと、今度は勝手にシャッターがおりることはなく、元通りに戻る。1度ならず2度も変な動作をした。
「壊れたか?」と思い、カメラを入れているウェストポーチの中で変な事が起きていないか確認すると、ハンガーノック用に入れていたクッキーのかけらが、たくさん散乱している。
カメラにも付着しているので、それがカメラの中に入ってしまい、変な動きをしたのか?
考えたところでわからないので、写真を撮って出発する。
キャンプ場を出ると、今度はサイコンの速度表示が0のままで動かない。表示の切替ボタン押すと反応するので、電池切れではなさそう。もう1度走り出すが、やはりサイコンの速度は0のままだ。
仕方ないので、止まってサイコンの電池を交換すると、動き始めた。電池切れまではいかないが、かなり減っていたのかもしれない。
今日は出発早々、トラブル続きだ。気を取り直し、まずは愛冠岬へ向かう。
愛冠岬
岬へ向け、ショートカットできそうな住宅街に続く道へ左折すると、鹿が3頭うろついている。キャンプ場にはいなくなったが、この周辺には普段から出没しているのだろう。
結局、そのショートカット道はすぐにダートになったので引き返す。
厚岸大橋と厚岸神社を結ぶ道に出て左折し、厚岸神社方向へ向かう。住宅街を抜け、厚岸神社前から九十九折の急坂が上る。上りきると、勾配は少し緩くなるが、上りが続く。
朝早いのに2台ほど車に抜かれる。この先、愛冠岬までの間に何かあるのだろうか。しばらく走ると、左側に施設のような建物があるので、さっきの車はここの職員さんかも知れない。
さらに進むと、前方の路肩にキタキツネが現れる。自分の存在に気づくと、しばらくして道路脇の森に消えていく。
7:05 愛冠岬駐車場に到着。道路もここで行き止まり。自転車を止め、ここから岬まで遊歩道を歩く。途中、北大の施設を示す看板があり、その施設らしき建物の横を通過する。博物館らしいが、なんでこんなところに…
7:11 愛冠岬の展望台に到着。こんな時間なので誰もいない。展望台には鐘がおいてある。鐘は道内の観光地でよく見かけるのだが、ここは岬の名前にちなんで、置いているのだろうと想像がつく。
展望台は、厚岸湾と大黒島が見えていい眺めなのだが、朝早いせいか、曇天で少し霧がかかっている。天気がよければ、かなりいい景色だろう。
展望台の柵の向こうにも人が歩いてできた道がついているが、天気がいまひとつなので、ここで十分だ。
愛冠岬と大黒島写真を撮ろうとカメラを出すが、またしても電源を入れただけでシャッターがおりる。さっきと同じように電源を入れ直す。すると、シャッターは下りないが、しきりに焦点を合わせようとする動作音が続く。
カメラはオートフォーカスに設定しているので、この焦点合わせの動作はシャッターを軽く押した時に起こる。が、今はシャッターに手をかけていない。
シャッターをおりなくなったのは、レンズカバーを外していないので、焦点を合わせられないためだろう。
キャンプ場の前では、カメラの電源を入れるとほぼ同時にレンズカバーも外していたので、オートフォーカスしてシャッターがおりたのだろう。
結局、何かの原因で電源をいれただけで勝手に動作することに変わりはない。
ひょっとしたら、カメラの中に入ったクッキーのかけらが、回路のどこかをショートさせ、誤動作させているのかもしれない。
そう思い、カメラを軽く振ったり、叩いたりしてから、繰り返し電源を入れ直してみる。
すると何度目かで、ようやく誤動作がしなくなったので、展望台から写真を撮る。
だが、もう一度電源を切り、入れ直すと同じ症状が出てしまう。どうやら原因は別のようだ。
愛冠岬からの眺め7:21 駐車場まで戻り、愛冠岬を出発。街まで下りてセイコーマートで朝飯のおにぎりを買う。
7:47「道の駅 厚岸グルメパーク」に到着。ベンチでおにぎりを食べていると、観光バスがやってきて、おっさんばかりの団体さんが降りてくる。
トイレでもそのおっさん達に遭遇するが、しゃべりからして、関西からの観光客のようだ。おっさんばかりなので、仕事関係だろうか。
「コンキリエ」の前で出発の準備をしていると、おっさんの一人が近くまでやってきて「ここは自販機もないんかー」と言い放つ。
自販機は、駐車場の近くにあるのを見かけていたので、そのおっさんに場所を教えてあげる(道の駅に自販機がないわけないだろうと思いつつ)。
お礼をいうこともなく、おっさんは教えたほうに去っていく。二日酔いなのかもしれない。
8:04 道の駅を出発。道道123号線から国道44号線に出る。天気がよくなり、青空が広がる。左の厚岸湾は霧が完全にとれ、いい景色だ。交通量はそこそこあるが、路肩が広いので問題ない。
途中、郊外のバス停に大きな荷物を持った女性が一人、また一人と立っている。観光客がこんなところにいるのはおかしいなぁと最初は少し変に思ったが、よくみると部活の学生のようだ。制服を着ていないのでよくわからなかった。
間もなく、釧路駅行きのバスに追い抜かれたので、あれに乗ったのだろう。しかし、厚岸から釧路まで通っているのだろうか?かなり遠いように思う。
8:24「厚岸望洋台パーキング」を通過。寄ろうかと思っていたが、対向車線側にあるし、道の駅から大して時間も経っていないのでパスする。パーキングからの眺望は道路を挟んでいるので、そこで見るより、このまま走りながらみていたほうがいい眺めだろう。
難読地名ロード
8:58 尾幌に到着。ここから道道142号線の「難読地名ロード」に入る。この先、店などまともにないはずなので、交差点にあるセブンイレブンでパンを買う。
駐車場はライダーで賑わっているが、「難読地名ロード」に出入りするバイクは見かけない。
9:05 尾幌を出発、「難読地名ロード」に入る。途端に交通量が皆無になる。海岸線に出ると、左手前方に港が見えてくる。
9:26 仙鳳趾漁港に到着。ここも牡蠣の水揚げで有名な港だ。
道道142号線は、ここまで農地や牧草地の中を走る平坦な道だったが、ここからは森の中を走るアップダウンの続く道が続く。
9:54 老者舞(おしゃまっぷ)に到着。道道142号線を外れてこのまま直進すれば尻羽(しれぱ)岬だが、予定通りパスする。
老者舞(オシャマップ)しばらく走ると海が近くなり、霧が出てくる。
10:08 賤夫向(せきねっぷ)に到着。急に開けて綺麗な海岸線の風景が見えてくる。セキネップ展望広場では、ライダーが一人、タバコを吸いながら休憩している。軽く挨拶を交わして、自分は休憩せず、パスする。
賤夫向(セキネップ)その後もアップダウンの続く道で、たまに海が望めるところに出るが、淡々と走るだけになる。
初無敵(そんてき)付近道道142号線に入ってから見かける青の案内標識には「釧路〇〇km、昆布森〇〇km」と書いてある。昆布森はどの辺にあるのだろうか?
案内標識に書かれるぐらいなので、この辺では大きな集落だろうと想像できるが、ツーリングマップルでその地名を見た記憶がない。
もう一度地図を確認してみると、ちょうどページとページの境目に昆布森と書いてあるのを見つける。ワイルドなキャンプ場のある来止臥(きとうし)の少し先のようだ。
11:01 来止臥キャンプ場の入口を通過。入口からは、狭いダート道が薄暗い森の中へ続いていて、ワイルドと言われるだけの雰囲気を醸し出している。
11:13 昆布森に到着。仙鳳趾以来の大きな集落だが、歩いているのは女の子一人だけ。ここでパンでも食べようと思っていたが、休憩できそうな適当な場所が見当たらないので通過する。
トンネルを抜け、再び淡々と走る。所々で濃い霧が道路まで立ち込める。
釧路
11:37 釧路市に入る。くだり坂を下りていると、道路右側のフェンスの向こうから、けたたましい爆音が聞こえてくる。外からはちらっとしか見えないが、バイクの爆音なのでモトクロス場でもあるのだろう。
そこから少し下りると前方に大きな街が見えてきた。釧路の街に入ってきたようだ。
11:46 左手にパーキングがあるので休憩する。パンを食べながら、釧路市街をパスして鶴居へ抜ける道を調べる。
鶴居へ抜けるには、釧路市街の北側を走る道道113号線かその1本南側の道に出たほうがいいだろう。そのあと釧路阿寒自転車道を通り、途中で道道53号線に入って鶴居へ向かえばいい。
問題は市街地の北側を走る道道113号線に出るまでの道順だ。道道113号線は、この先で突き当たるが、そこで右折してJR武佐駅方向に進む。
国道44号線までの中間辺りで左折して道道113号線から離れ、住宅街を西へ進む。
突き当たりの丁字路を右折して道なりに走り、JR東釧路駅手前の高架で線路を越える。その後、釧路川を渡り国道44号線を経由して、再度、道道113号線に出る。このコースで行こう。
釧路市街へ11:54 パーキングを出発。釧路の街に入っても暑い。街の向こう側(西側)は濃い霧がかかっているように見える。
12:02 道道113号線に入る。港町なのでやはりアップダウンが多い。郊外の住宅街を信号に引っかかりながら進む。途中、信号待ちの折に地図を確認しながら進む。
国道44号線を通過して、道道113号線の1本北側の道に入る。すると、前方にスーパー「フクハラ」やSeria、ツルハの看板が見えてくる。
12:31 愛国のショッピングエリアに到着。トイレと水補給を兼ねて休憩する。
ふと霧多布で紛失した帽子クリップは、Seriaで買ったことを思い出す。ちょうどいいので、ここにもあれば購入しよう。店員さんにクリップが置いてある場所を教えてもらう。色違いだが、同じクリップがあったので購入する。
その後、ツルハでトイレと水補給を済ませる。
12:50 ショッピングエリアを出発。道道113号線の1本北側の道を西へ進み、新釧路川で道道113号線に出て、橋を渡る。
釧路阿寒自転車道に入るため、入口を探す。ツーリングマップルによると、自転車道は道道113号線の南側、仁々志別川の北側にあるので、道道113号線の1本南側の道に入ってみる。
すると歩道の両側に白線が引いてある部分があるので、これが自転車道かと思ったが、その道はすぐに道道113号線に合流したので、どうやら違うようだ。
もう一度、自転車道を探そうと思ったが、道道113号線は信号が少ないうえ、路肩が広く、路面も綺麗で走りやすいので、このまま走ることにする。
道道148号線との分岐で、左折するとすぐに左手下を走る自転車道を発見する。が、近くに自転車道へ下りれる道がない。
自転車道に下りれたとしても、ここまで来たら自転車道を走る距離も短いし、その先の道道53号線の交差に出口があるのかもわからない。このまま道道113号線から道道53号線に入ることにする。
13:24 道道53号線へ右折する。途端に交通量が多くなる。国道38号線の釧路新道、釧路湿原道路、道道666号線を過ぎていくと、交通量は徐々に減っていく。
釧路市湿原展望台
道道666号線との分岐を過ぎ、しばらく快調に走るも、「釧路市湿原展望台」の手前から上り坂が始まる。天気が良く、日除けもないので暑い。いつも涼しい釧路で、こんな思いをするとは想像もしなかった。
13:58「釧路市湿原展望台」に到着。ツーリングマップルに書いてあるように「有料展望台」なのか確かめてみる。
敷地の入口脇に自転車を止め、階段を上り、中に入るが、受付のようなものはなく、自由に入れる。メインの建物の脇を通り、ふれあい広場を進むと、遊歩道の入口がある。遊歩道も自由に入れる。
入口の前にある案内板をみると、遊歩道は周回コースになっていて、途中に湿原を望めるサテライト展望台もあるようだ。
湿原の景色を見たいので、遊歩道に入ろうと思うが、入口には「ヒグマ出没注意」の看板がある。熊よけの鈴を自転車に置いてきたので、取りに戻る。
14:05 熊よけの鈴を持って遊歩道に入る。反時計回りに周る。しばらく歩くと長い下り階段になるが、ここに来る直前に自転車で上らされた分を、ここで下されるような感じだ。
下まで下り、しばらく歩くと今度は木道をなぜか妙に揺れる。「ん?、なんだ」と思って足元を確かめると、木道はいつ間に吊り橋になっている。逆方向から来た子供達が面白がって飛び跳ねるように歩くので、一段と揺れる。板を踏み離さないよう注意して歩く。
吊り橋をすぎると今度は長い上り階段が続く。
14:26「北斗展望台園地」に到着。天気がよく、展望台からの景色は、見える範囲、広大な湿原しかなく、素晴らしい。
ただ、展望台の両脇が森の木々で覆われているので眺望は150°ぐらいで、正面も生い茂った木々の葉で一部遮られ、少々見づらいところもある。夏なので仕方がない。
釧路湿原①釧路湿原・北斗展望台14:30 続いて「サテライト展望台」に到着。さっきの展望台のすぐ近くなので、見える景色もほとんど変わらないが、ここには高さ1.5mほどの別の展望台が設けられている。そこに上ると、視界が開けて、下より見やすくなる。
釧路湿原②展望台を下りるとカップルに写真撮影をお願いされる。湿原をバックに、できるだけ湿原がはいる位置に立ってもらい写真を撮る。お返しの写真撮影を申し出られたが、いつものように遠慮させてもらう。自分の写真を撮ることはない。
14:34「北斗展望台園地」を出発し、遊歩道に戻る。途中のスロープで、車椅子の方と同行の方が景色を眺めている。車椅子の方でも楽しめるように、このあたりの木道は階段ではなくスロープになっている。
その後も上りスロープが続いたので、スロープとはいえ車椅子で戻れるだろうかと少し心配になる。
14:48 遊歩道の出口に到着。トイレがあるので済ませる。
遊歩道は、森の中のアップダウンのある木道や吊り橋、景色のいい展望台もあって、なかなか楽しめた。観光客もそう多くはなかった。
せっかくなので、正面にあるメインの建物の中に入ってみると、少し奥に受付があり、料金表が掲示されている。そこでようやくツーリングマップルに書いてある「有料展望台」という意味がわかった。
この建物の中にある展示室や展望台の入るのが有料で、外の遊歩道は無料というわけだ。中には入らず外に出る。
14:54「釧路市湿原展望台」を出発。今日はもう鶴居のキャンプ場に向かうだけだ。
温根内ビジターセンター
道道53号線をしばらく北上していると、「ビジターセンター→0.1km」の案内板が現れる。「ビジターセンター?」と思っていると、右手に駐車場があるので行ってみる。
すると「温根内高層湿原群落地」の看板があり、その横にある地図をみると、この先に「温根内ビジターセンター」があるらしい。どうやら、そこも釧路湿原の施設のようだ。
ただ、ビジターセンターへ繋がる道が工事中のため、通れないらしく、ここから歩いて迂回しないといけない。
迂回路の案内図も出ているが、どれぐらいの距離があるのか、いまいちわからない。車できた人もどうしようか困惑しているようだ。
とりあえず、自転車で迂回路を示す矢印に従って進む。200m近く走ったところで、林道のようなダート道があり、矢印は林道の奥を指している。この先にビジターセンターがあるようだ。
林道の入口に自転車を止め、歩いてビジターセンターに向かう。少し歩くと分岐になり、右側の舗装路へ進む。意外といっては失礼だが、ビジターセンターから戻って来る人、特に外国人が多い。
駐車場の裏側辺りに来たので、そろそろビジターセンターがあるだろうと思ったが、まだそれらしい建物は見えてこない。
15:16「温根内ビジターセンター」に到着。結局、林道の入口から500mぐらい歩いた。最初の100mぐらいはダート道だったが、その後は舗装路だったので自転車でくればよかった。
温根内ビジターセンターここのビジターセンターは無料で入館できるので、中を見学する。釧路湿原の動植物に関する情報などが展示されていて、ビジターセンターから先に遊歩道も整備されているらしい。
遊歩道は「釧路市湿原展望台」で十分歩いたので、ここではパスする。
ここは鶴居村の施設ではあるが、「釧路市湿原展望台」にあまりに近い。似たような施設が隣接しているのは、どうなんだろうと少し疑問を抱く。
15:20「温根内ビジターセンター」を出発。
鶴居
15:51 道道243号線の分岐を通過。続いて、鶴見台パーキングも通過。鶴居まであと少しだ。
16:13 鶴居の街に入る。鶴居は内陸の平地だと思っていたが、街の中心は意外にも道道53号線の坂に形成されている。街の入口の右手にセイコーマートを確認する。
村役場を過ぎ、そろそろキャンプ場なので場所を地図で確認する。道道1093号線の交差点を越えた左側にあるようだ。
道道1093号線の交差点で、右手にAコープを確認するも閉まっている。
その交差点を過ぎた次の道で、左側に「←キャンプ場」の案内板を発見する。その通り左折すると丁字路に突き当たるが、そこから先の案内板はない。左折すると戻ることになるので、右折してみるもその先が行き止まりになっている。
案内板がないか探していると、左側の駐車場に「ここはキャンプ場ではありませんので、テントは張らないでください」との注意看板が出ている。
ということは、この近くにキャンプ場があるのか?と思い、周りを見まわすと、駐車場の奥の方にテントが見える。
あれがキャンプ場か?それとも注意看板を無視して張ったテントか?よくわからない。
行き止まりのところに、キャンプ場の入口があるかと思い、行ってみるが、それらしい看板も入口もない。
少し先に歩行者専用の橋が川にかかっているが、キャンプ場は川の手前だ。
さっきの丁字路の交差点まで戻り、さらに道道1093号線に出て右折する。あとはこの先しか考えられない。
道道1093号線に入るも、キャンプ場の案内板はなく、茂雪裡川まで行ってなかったら引き返そうと思ったいたところ、川の手前にキャンプ場の看板を見つける。
つるいキャンプ場
16:22 つるいキャンプ場に到着。まず管理棟を探すため、場内を1周するも、それらしい建物はない。キャンプ場はすでにテントでいっぱい。炊事場とトイレの場所は確認できた。
ネットでキャンプ場の情報を調べてみると、どうやらここは無料のキャンプ場のため管理棟はないとのこと。当然、管理人さんもいない。
あと、キャンプ場には「主」のような人がいるので、気の弱い人は避けたほうがいいとの口コミもある。
とりあえず、テントを張る場所を探す。既にテントがたくさん張ってあるので選択肢はあまりないが、いつものように、隣のテントから少しでも離せる場所を探す。
どうにか周りにテントが少ない場所を確保する。地面の一部分に石が露出しているので、空いていたのかもしれない。自分のテントは一人で寝るだけの小さいものなので石を避けて張れる。
周囲の車やバイクのナンバー、キャンパーをみてみると、家族連れや友達同士で来ている旅人ばかりで、「主」っぽい人はいない。
近くの川で家族連れが釣りを楽しんでいる。隣のテントからは人の気配が感じないが、バイクが止まっているので、温泉に行っているのか、中で寝ているのかしているのだろう。
テントを張り終える。車が通る道に近いが、夜中に車が通ることはないだろう。
洗濯をしたいところだが、炊事場は1箇所しかなく、夕食の準備で混んでいるので無理。トイレも1箇所しかないし、この人出なので手洗い場も無理だ。今日の洗濯は諦める。
買い物&温泉に行く前に、どこの日帰り温泉に行くか調べる。第1候補はキャンプ場から一番近い「グリーンパークつるい」。ただ、ここのキャンプ場に泊まる人で駄々混みになると想像できるので、他も考える。候補としては、「ホテルTAITO」の日帰り温泉か「湿原温泉」。
料金をネットで調べると、「グリーンパークつるい」が520円、「ホテルTAITO」が600円で、「湿原温泉」はわからない。とりあえず、この3箇所の場所と混み具合を確認してから決めよう。
17:10 キャンプ場を出発。道道53号線に出る。Aコープは閉まっているので晩飯&晩酌はセイコーマートで調達するしかない。
次に、茂雪裡川の向こうにある「グリーンパークつるい」の混み具合を確認しに行く。出入りする人は少なく、特に混んでいる様子はない。
次に道道824号線との交差付近にあるらしい「湿原温泉」に行くが、場所がよくわからないのでパス。
続いて右手に「ホテルTAITO」を見つけるが、ちょっと高級そうなのでここもパス。ということで、温泉は「グリーンパークつるい」に決定。
セイコーマートで晩飯と晩酌を買う。
17:42 一旦キャンプ場に戻る。晩飯&晩酌をテントにおき、着替えと風呂道具をもって、再度「グリーンパークつるい」に向かう。
17:50「グリーンパークつるい」に到着。受付でここが日帰り温泉であることを確認し、混み具合を聞くと、もう空いているとのこと。
料金を支払って、浴室に入ると確かに空いていた。ゆっくり露天風呂に浸かる。
18:51 「グリーンパークつるい」を出発。帰りはすっかり涼しくなり気持ちがいい。
18:57 キャンプ場に戻る。家族連れやグループが多い割にうるさくはない。晩飯&晩酌をしながら、明日はどうしたものか考える。というのも、今日走り終えて、心身ともに疲れを感じ、もう自転車旅はいいかなと思い始めたからだ。
今日でやめるなら明日、釧路に戻ってバスで帰るしかない。
自転車旅を続けるなら、明日の予定は阿寒湖になる。弟子屈から結構な上りが続くので気分があまり乗らない。
天気予報を見ると、あと3日間は晴れが続いているが、その後の道東はずっと雨なので、自転車旅を続けてもあと3日がいいところだろう。
そうなると、明日は阿寒湖まで、明後日は上士幌まで、明々後日は帯広に行ってバスで帰れば、雨の前に終われる。
どっちにしようか考えるが、結論を出せず。とりあえず、阿寒湖までは90kmもないので、明日の朝、ゆっくりして、体調次第で決めよう。
今日買ったばかりの帽子クリップが、またしても見当たらない。
疲れたので、探さずに寝る。
走行時間:7h22m42s 走行距離:119.40km
平均速度:16.1km/h 最高速度:40.7km/h
== 旅の費用 ==============
温泉入浴代(グリーンパークつるい):¥520
帽子クリップ :¥108
飲食代 :¥1,836
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合計 :¥2,464
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