2016年12月26日といえば、上司に退職の意志を初めて伝えた日だ。今日はその事について書こうと思う。退職までに考えていたことは、前のブログに書いている。
当初、退職希望は年明け(2017年1月)に伝える予定でいた。年明けすぐに伝えて、その後はすっきり仕事をしようと思っていた。
ところが前の週、年明け早々、上司は1週間ほど海外出張することを知った。
出張から帰ってきてから伝えても全然遅くはなかったが、休み明け1週間以上も悶々と過ごすのがなんとなく嫌だった。
休み明けに悶々と過ごす1週間があることを正月休みから考えてしまうのがさらに嫌だった。休み前に伝えることも考えたが、年末のこの時期に話すことか?とかなり迷ってしまった。
2016年12月26日は確か月曜日だったと思う。12月28日が仕事納めではあったが、28日は有休の予定だったので年末に退職の意志を伝えるのなら26日か27日しかなかった。
27日は仕事上、関係先との重要な会議が入っていたので無理そうだった。
週末に考えた挙句、26日に伝えることにした。次に何時に伝えるか?だ。私的な内容が含まれるので定時間外の17時以降にすることにした。
その次はどうやって上司に時間をとってもらうかだ。
これは17時以降にメールを入れることにした。内容は「私ごとで相談したいことがあるので15分ほど時間をとっていただけないか」
ところが書いたはいいが、なかなか送れなかった。このメールを送ったらもう後戻りはできない気持ちが当然あった。
退職することをなんなく考え始め、具体的に準備を進め、そして実行に移すまで数年間いろいろ考えた挙句の決断にもかかわらず、さすがにかなり躊躇してしまい送信ボタンがなかなか押せない…。
メールの送信ボタンを押せぬまま、本来の仕事をしたりするも集中できない。上司は席にいるのでメールを送れば、受信するとすぐに読めるはず。
「やっぱり、年明けに伝えようか」とも思ってしまう。
退職意志を伝える決断
結局、メールを書いてから1時間近く経って、意を決して送信ボタンを押す。これで後戻りはできない。上司がメールを読むには少し間があると思うのでトイレに行く。
ところが、トイレで用をしている途中に電話がなる。用を足している途中だったので電話に出れず、用を終えて着信履歴をみると上司の名前が表示されている。
すぐに折り返し電話する。上司からは「メール見たけど今時間あるよ」との返事。
「いよいよだ」
だけど特に緊張感が高まることはない。
席に戻り、すぐに上司とともに空いている会議室へ。
会議室に入り、すぐに
「退職しようと考えています」
と切り出す。
話す内容は事前にまとめていて、想定問答も考えていた。そして退職の意志を伝える中でもっとも重要な退職の理由は、
「帰郷したいため」
と話した。
本当のところは、
「仕事は面白くないしストレスが溜まるし、セミリタイアして時間を有意義に使いたい」
というところではあるが、今の仕事内容を理由にすると「話し合いで解決していこう」なんていうことになり、話しが難しくなりそうなので「帰郷したいため」一本で押し通した。
退職理由は「会社側が対処するのが難しい内容がいい」ということを何かで読んだこともある。突き詰めて思い返せば、前のブログでも書いたように、そもそも今後の人生を考えたうえでまず帰郷しようと思ったところから始まっているので間違いではない。
退職時期は来年(2017年)の6月いっぱいにしたい、退職前に有休を消化したい、早期退職者の支援制度を使用したい希望もあわせて話した。
上司からは「仕事上で何か問題があるのか?」といったぐらいの質問しかなかった。
最後は「休み中にもう1度よく考えてみて休み明けにまた話そう」ということで話しは終わった。もう十二分に考えた末の結論なので、休み中に考えが変わることは絶対にない。
上司もその事は承知と思うが、予想していなった内容だったのでそういうしかなかったように思う。
退職の意志を伝えたが、特にすっきりしたという感覚はなく、ひと段落したという感じ。
これでゆっくり正月休みに入れる。
公開日:2017年1月1日12時00分、2017年1月2日12時00分
更新日:2023年12月10日12時00分
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメント欄