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'23 一番遠い日本 小笠原 10日目:父島

2023年 関東 自転車旅

座礁船の残骸

10日目 2023422日(土)☁️25

父島3日目。今日は午後の降水確率が上がるので早めにスタートしようと思う。

8時には出発準備完了。ここの宿は今日までなので精算して開け払いたいが、宿の人がいない。

早く出発したいので電話して、すぐに来てもらうことに。

外に出ると今晩から泊まる向かいの宿の入口が開いている。荷物だけ置かさせてもらえないか後で聞きにいこうと思う。

今晩から泊まる宿は「グリーンビラ」。ここを予約する時に、前日に泊まるところを聞かれて「なぎ屋」と答えると「あ~、お迎えさんですね」と言われた。その通り、真ん前でした。

なぎやの管理人さんが来ないので「グリーンビラ」に荷物を置いていいか聞きにいく。中に人影がある。

自分  :「すみませーん」

すぐに男性が出てくる。

自分  :「今晩から3泊予約している◯◯なんですが」
宿の男性:「△△の人?」

よく聞き取れなかった。

自分  :「3泊ですが

と自分でもよくわからないことを咄嗟にいう。

宿の男性:「いや、△△建設の方?」
自分  :「いえ違います。◯◯といいます」

宿の男性は、宿帳か予約票を見るためか奥に入っていく。

「まさか『予約は入ってないよ』なんて言われたりしないよなー」と思う。島の宿はそんな多くないので、もし泊まれなかったらヤバい。電話での予約は聞き違いや聞き忘れがあるので、過去には何度か確認の電話を直前に入れたことがある。今回も確認の電話をしようかと思ったがすっかり忘れていた。

宿の男性:「◯◯さんね。今日から3泊だね」

予約がしっかり入っていたのでちょっとホッとする。

自分  :「今からでも荷物だけ置かしてもらってもいいですか?」
宿の男性:「あっいいよ。貴重品だけ荷物から出してね」

入口を入ると玄関ロビーみたいな広い部屋がある。その端にある椅子の上に荷物を置かせてもらう。

「民宿なぎや」の管理人さんが車でやってきた。宿代の精算をする。

8:33 宿を出発。

まずは長崎展望台へ向かう。

フェリーターミナル前の丁字路で左にトンネルがある。「あっ、そういえばトンネルがあったな」

このトンネル道は歩行者と自転車が通れて、都道を行くよりショートカットできるはず。ガイドブックにも書いてあった。すっかりトンネルの存在を忘れていた。

トンネルに突入。自転車で通る分には十分広い。

父島・山岳コース

夜明山方向へ左折。道が少し狭くなり、住宅街を走る。そこを抜けると道は山の中に突入。一気に勾配が上がる。「ついに父島も本性見せてきたな」

ガイドブックの地図を見るとジグザグの道が続いているので、しばらく上るみたいだ。勾配は7,8%ぐらいといったところ。

ヘアピンカーブで二見港が見える。「だいぶ上ってきたな」

そして左に分岐道。「ここか?」

長崎展望台に向かっているのだが、ガイドブックの地図では正確な位置がよくわからない。分岐道の前には長崎展望台の案内板もない。

GPSの地図をみるとこの先でループ橋のような道になっている。ガイドブックにはそのあたりに長崎展望台のイラストが書いてある。「もうちょい進んでみよう」

上っていくとループ橋ではなくトンネルがある。これを抜けてトンネルの上の道に出るみたいだ。

トンネルを抜けて上っていくと前に見える山に階段の遊歩道がみえる。「あれっ、やっぱりさっきの道の先に展望台があるんじゃねぇのか?」と思っていたら、そこから右のほうに人が数人いて海の方を眺めている。「あっ、やっぱりあそこだ」

道を戻り、分岐道に入る。バンが止まっている。右に遊歩道のような道があるので自転車を置いて、そっちへ行ってみる。奥から声が聞こえてくる。

9:05 長崎展望台に到着。

トレッキング姿の人が4, 5人いる。ツアーのようだ。トンネルの先から見えていた人達だろう。

20代前半ぐらいの若い女性に「おはようございます」と声をかけられ、こちらも「おはようございます」と挨拶する。この方はツアー会社の人みたいだ。もう一人、ツアー会社と思われる若い男性が他の人に説明をしている。その方達とも挨拶をかわす。

展望台からは向かいの兄島と兄島瀬戸がみえる。だいぶ曇っている。しばらく景色を眺める。

長崎展望台からの眺め①
長崎展望台からの眺め①

長崎展望台からの眺め②
長崎展望台からの眺め②

遊歩道の方に戻る。すると展望台の入口にある案内板で30歳ぐらいの男性と20代後半ぐらい女性がいて、男性が女性に説明している。一瞬「あれっ、さっきのツアーの人?」と思ったが、さっきのツアーの人は年齢が高かったので別のツアーの人みたいだ。

男性はツアー会社の人っぽくて、女性は男性に何か質問をしている。「女性一人でも男性が引率するんだぁ」なんて思ったりする。

9:12 長崎展望台の入口を出発。

しばらく上っていくと右に駐車場があり、「旭山」の案内板。ここはパス。

9:24 旭平展望台に到着。

駐車場に車が止まっているが、バンではなく普通車。奥の展望台では夫婦っぽい中年の男女が何か話しをしている。自分が来るとすぐに車の方へ戻っていく。

ここからも兄島が見えて天気が良ければ眺めがいいと思うが、今日は雲が厚めでイマイチ。

9:30 国立天文台VERA小笠原観測所に到着。

中にバンが止まっているのが入口から見える。「あっ、またかな」

中に入るとデカい電波望遠鏡がそびえたっている。説明用のパネルの前で長崎展望台であった女性一人ツアーの方がいる。ここでもちょうど説明を受けているところだった。「やっぱり

VERA小笠原観測所の電波望遠鏡
VERA小笠原観測所の電波望遠鏡

観光地に行くと同じ人とよく会うことがある。同じところをまわっているからだろう。今回もそんな感じになってきた。

説明用のパネルを読んでも内容がイマイチ頭に入ってこない。

9:40 夜明山と初寝浦展望台の入口に到着。

バンが止まっている。「今度はどっちだ?」

また女性一人ツアーの方でした。多分、左の初寝浦展望台に行っているだろう。

自分は右の夜明山の方にいく。少し入ったところに分岐。右に行くと岩山にぽっかり口が開いている。戦争中の洞窟だろう。「ちょっと覗いてみよう」と思い、自転車のライトを取りに戻る。

戻ってきて洞窟の中に入る。少し入ると左に90度曲がっている。その先はライトを照らしても全然見えない。これ以上は怖くてちびりそう。引き返す。

夜明山の洞窟①
夜明山の洞窟①

分岐に戻ってもう一方の方へ登っていく。途中にまた左に行く道もあるが直進。しばらく歩くと柵があり、その中に建物と鉄塔がある。「ここで終わりか?」

鉄塔は中継所のアンテナのみたいな感じ。柵伝いに奥へ行くと今度は山の斜面に洞穴。これは流石に入る勇気はないし、近づくだけでもイヤな感じ。

夜明山の洞窟②
夜明山の洞窟②

周辺も探索するが、それ以上は何もなさそう。迷いそうなので来た道を戻る。

戻って今度は柵伝いに北の方へ進む。なにかの鉄屑もようなものがある。これも戦時中のものか?よくわからない。

ピンクのリボンが木にかかっているのでそれ伝いに進むとまた洞穴。その周辺も少し探索するが特に何もなし。ここも迷いそうなので来た道を戻る。

途中で左に分岐していた道にも行ってみるが、ここも特になし。入口まで戻ることにする。

都道まで戻り、初寝浦展望台へ向かう。入ってすぐ左に廃墟がある。コンクリ造りで戦時中のものっぽい。かなり不気味。写真を撮ってあとは見ないで進む。

道はその先で三方に分岐している。真ん中の道へ進むとまたコンクリの廃墟。「愛とは決して」と落書きされている。

その先で見晴らしのいい高台に出る。展望台のようになっているわけではないが、多分ここが展望台だろう。エメラルドグリーンの海と白い砂浜の海岸が見える。

初寝浦展望台からの眺め
初寝浦展望台からの眺め

戻って、分岐の右の道へ入っていく。下り坂を降りていくと、何かの施設か?ビニールハウスっぽい?ものがある。ここで戻る。

次は左の山道。GPSの地図にはアンテナマークが出ている。登っていくと確かにアンテナが立っている。その前にある柵で引き返す。

10:15 夜明山と初寝浦展望台の入口を出発。

急坂を上りピークのところに「傘山」の案内板と「種子除去装置」がある。ここもパス。

その先にパラボラアンテナとレーダーのようなものが見える。「なんだろう?」

急坂を下ると、そのアンテナがある施設の入口にくる。

「小笠原追跡所」

JAXAのロケットを追跡する施設らしい。それでアンテナとレーダーがあるみたいだ。ここはゲートが閉まっているので中には入れない。

10:24 初寝浦線歩道入口に到着。

自転車を止めるところを探していると、左カーブの先の左側にスクーターが止まっている。「先客がいるな」

スクーターが止まっているところが駐車場みたいなので、自転車もそこに止める。

遊歩道の入口には、小港海岸にあったものと同じような行き先別に石を入れる筒と種子除去装置がある。筒の中を覗くと初寝浦に緑色の石が2つ入っている。「緑色?1つはスクーターの人か?」

行き先に初寝浦と初寝浦展望地がある。「どっちに入れたらいいんだ?」

よくわからないが、とりあえず展望地のほうに観光用の白い石を一ついれる。

そして種子除去装置を使って靴裏と服を掃除。

遊歩道入口の案内板
遊歩道入口の案内板

10:29 初寝浦に向けてトレッキング開始。

ずーっと下りの階段が続く。途中にフェンスに沿って降りていくところもある。このフェンスはなんだろう?固有種保護対策か?

途中にある東屋でちょっと休憩。

東屋から出発する際、カメラをウェストバックにしまいながら段差を降りたせいか、右足をけつまずいて足首を少し捻る。「ヤバい!大丈夫か?」

最初はちょっとだけ痛みがあったが、しばらくして消えた。大丈夫そうだ。

「あ~よかった。あやうく右足首を捻挫するところだった。ちゃんと前を向いて歩かないといかんな」

さらに下りの階段は延々と続く。膝に負担がかからないよう一段一段降りる。

11:07 初寝浦海岸に到着。

誰もいない。展望地のようなところはないし、案内板もない。

初寝浦展望台から見えたエメラルドグリーンの海と白い砂浜はここのようだ。しばらく海岸をブラブラする。

初寝浦海岸
初寝浦海岸

海岸には「⬅︎1130m初寝浦線歩道入口」の案内板がある。「帰りは1,130mずっと上り階段ということだな」

11:45 初寝浦海岸を出発。

ずーーっと登っていく。

東屋まで戻る。そして、ふと気づく。「あっ、ここが初寝浦展望地じゃないのか?」

下の浜にはそんなところがなかったので、ここで間違いないような気がする。

12:31 初寝浦線歩道の入口まで戻る。

往復2km以上の階段で膝が死ぬかと思ったが、歩き切った。その間は結局、誰にも会わなかった。

遊歩道入口の向かいにあるマップを見ると、さっき行った初寝浦展望台の入口近くに「首無し二宮金次郎像」と書いてある。

そういえばガイドブックにも書いてあったことを思い出したが、場所を全然覚えていなかった。「残念、見たかった」

12:37 初寝浦線歩道の入口を出発。

しばらく走ると、道路の左側にフェンスが続く。そして入口のようなところ。「東平サンクチュアリ」とあるが入れそうにない。保護区域のような感じだ。

12:44 中央山の入口に到着。

右に上っていく道がある。入口にある案内板を見ると展望台が2ヶ所ある。

自転車を置いて上っていく。右に大きくカーブすると前に階段が見える。あれが1つ目の展望台みたいだ。右にも道は続いているのでそっちが2つ目の展望台がある方だろう。

まずは階段を上って1つ目の展望台へ。

階段を登りきり、上に出るとガスっている。「あれっ」

円形のコンクリ台の上に円盤型の鉄屑がある。「これは場所的に砲台跡かな」

砲台跡?
砲台跡?

12:51 中央山山頂に到着。

ここが父島最高峰。「小笠原国立公園 中央山山頂 標高319m」の案内板がある。

中央山山頂
中央山山頂

そして立派な展望台が見えてくる。が、周囲は雲や霧で覆われていている。「これはちょっと

展望台に上る。ここから見える風景の案内図があるが、今は雲や霧で何にも見えない。残念。父島も母島と同じく山には雲がかかりやすいみたいだ。

すぐに降りる。これだともう一つの展望台に行っても何も見えないと思うが、とりあえず行ってみるだけ行ってみる。

奥に進んでいくとベンチがある。ここから左にある階段を登る。登っていくと岩山のかなり狭い崖の頂上に出る。ここからは少しだけ二見港の街と海が見えるが、やっぱり雲でほとんど見えない。

中央山からの眺め
中央山からの眺め

展望がないのですぐに降りる。

これで今日行こうと思っていたところは回ってしまった。まだ13時。これからどうするかベンチまで戻って考える。

とりあえず、ガイドブックの地図に出ている扇浦海岸や境浦海岸、製氷海岸と順々に回って行こうと思う。

13:24 中央山を出発。

少し上って、一気に下り坂を駆け降りる。

ここまで島の中央から東側を走ったが、都道240号線には10%の勾配標識が乱立していた。父島も甘くみてはいけない。

父島・海岸コース

13:38 扇浦海岸に到着。

補給食を食べたり海を眺めたりして、しばらく休憩。空はどんよりしているが、海岸では散策している人がチラホラいる。

14:10 境浦海岸の駐車場に到着。

駐車場の近くにある境浦海岸のバス停をみると「東京都最東端のバス停」と書いてある。「そうなんだぁ」

東京都最南端と最東端のバス停は父島にあることを知る。

東京都最東端のバス停
東京都最東端のバス停

境浦海岸へは駐車場から都道を渡ったところから坂を降りていく。

急坂を下っていく途中、海に岩礁のような、何かの残骸ようなものが見える。「なんだあれ?」

鏡浦海岸
鏡浦海岸

カーブのところに「境浦園地」の案内板に赤錆びた沈没船が描かれている。「そうか、あれは沈没船か」

坂を降りたところにある案内板を見ると、海にあるのは「濱江丸」という太平洋戦争中に攻撃を受けて座礁した船の残骸だった。「なんか聞いたことあるなぁー」

座礁船の残骸
座礁船の残骸

海岸には東屋があり、そこで女性二人が何か食べている。

砂浜を南に向かって歩く。若い男性も一人、自分とは逆方向に歩いている。曇っているが海はエメラルドグリーンでキレイ。海には小さな船が結構出ている。振り返ると、東屋にいた女性のうち一人が海に入っていく。どうやらシュノーケルみたいだ。

砂浜の端の方まで歩くと、海に突き出た岩の向こう側まで行けるようになっている。多分、潮が満ちてきたら歩いては行けないところだろう。なので、もう少し先まで行ってみる。

海を眺め、写真を撮って引き返す。

海岸から駐車場へ戻る途中の坂道で、前から男性が一人降りてくる。観光客が増えている。そういえば今日はフェリーの入港日だった。「それでか」

14:34 境浦海岸の駐車場を出発。

自転車に乗った若い男女とすれ違う。今日のフェリーでやってきた観光客だろう。後ろの女性は「ながらスマホ」。「こんなところに来てまで

14:42 製氷海岸に到着。

特にこれといったところはないんだが。二見港には「おがさわら丸」が停泊している。

あとで調べると、ここは海中にサンゴが群生していてシュノーケルのおすすめポイントだった。

次は二見漁港内の「とびうお桟橋」に行ってみよう。名前だけで選んでいる。

14:50 とびうお桟橋に到着。

予想通りというか、普通の桟橋。特にこれといったものはないのですぐ出発。

都道に出るところに「二見漁港とびうお桟橋」の案内板があるが、その下に「とびうお日時計」という案内板もある。「あれっ、そんなのあったっけ?」

戻ってみると、コンクリの台座に棒が1本斜めに立っている。「これだな。棒の影で時間を読むんだな」

とびうお日時計
とびうお日時計

14:58 小笠原生協に到着。

店の中は客でごった返している。フェリーが到着する日は、食料品が入荷するのでこうなるみたいだ。「ヤバい。今のうちに買っておかないとなくなる!」

ナマモノのトマトとすぐになくなるパンを多めに買う。とりあえず、このくらいでいいだろう。

さてこのあとはどうするか?

釣浜、宮之浜に行ってみよう。

15:23 小笠原生協を出発。

ショートカットのトンネルを抜け、左へ。

小笠原高校への急坂を上る。10%はありそう。上からスポーツバイクっぽい自転車が猛スピードで降りてくる。「怖くないのかな?」

そのあともスクーターが何台か降りてくる。やっぱり人が多くなっている。

小笠原高校を過ぎると余裕で10%超えの上り。

15:37 釣浜の入口に到着。

母島の小富士や鮫ヶ先であった男女カップルにまた会う。向こうもまたかと思っているだろう。

ここからは遊歩道。階段を降りていくと下から中年の女性一人が登ってくる。女性は自分の少し前で止まって膝に手をつく。「大変ですね」と声かけると「疲れちゃいました」と荒い息で答えてくれた。

15:46 釣浜に到着。

石っころの海岸と、正面に兄島。曇天のため眺めはイマイチ。引き返す。

釣浜と兄島
釣浜と兄島

15:57 釣浜の入口を出発。

次は釣浜展望台へ向かう。まだまだ10%超の坂道を上る。といっても距離は短い。

16:01 釣浜展望台の入口に到着。

遊歩道を上ると展望台のようなところに出る。高いところから眺めても兄島は少し煙っている。

遊歩道はこの先の宮之浜の方まで続いているみたいだが、一般道を回り込んで自転車で行こうと思う。

急坂を慎重に駆け降りる。

小笠原高校から都道240号線に入り、またクネクネした上り坂を上っていく。

「宮之浜海岸➡︎」の案内板。右折する。また少し上って、急坂を下り降りる。

16:18 宮之浜に到着。

ここは入江になっている。砂浜にテーブルと椅子を持ち込み、食べ物、飲み物を広げて会話している中年の男2と女1がいる。

遊歩道が右手の海岸から奥の方に続いている。

談笑している3人の横を通って遊歩道の方に行く。木道を通り、岩の上に上る。曇っていてわからなかったが、上からみるとここの入江もエメラルドグリーンの海になっている。海で遊ぶにはいいところ。

宮之浜
宮之浜

多分、この遊歩道がさっき行った釣浜まで続いているのだろう。

ここで引き返す。

東屋まで戻ると3人も撤収していく。

16:39 宮之浜を出発。

16:48 宿に戻る。

自転車は入口の屋根のある端っこに置く。

ロビーの椅子に置いておいた荷物がなくなっている。「どこいった?」

宿の主人はいないみたいだ。受付カウンターをみると自分の名前が書いてある宿帳と鍵が置いてある。これで勝手に入れということだろう。「ということは部屋に荷物を運んでくれたのか?」

そう思い、部屋に行ってみるが荷物はない。「あれっ、じゃあ、どこいった?」

ロビーに戻る。「うぅ~ん。着替えぐらいしか置いていないので盗まれることはないだろう」

もう1回、ロビーの中を回って探すと、左の棚の上に荷物が置いてあった。やれやれ。

部屋に荷物を置いて買い出しに出かける。

小笠原生協にはさっき行ったので今度は小祝商店に行ってみる。ここもお客でいっぱいだが、欲しいものがない。結局、また小笠原生協で買い物。

明日は雨予報なので出歩けないかもしれない。久しぶりに酒でも飲もうかと思ったが、明日のことは明日になってから決めることにして酒は買わない。

店の中はまだまだ客でごった返している。晩飯のご飯やおかず、カップ麺、菓子類を買う。

17:36 宿に戻る。

部屋は8畳和室で、風呂とトイレ、冷蔵庫は共同。共同のガスコンロも使える。ただ、ここの宿も部屋からはWi-Fiが全然繋がらない。「まったく!」

まぁ安宿だからしょうがない気もする。

明日は雨予報。降ったらインドアのビジターセンターとか世界遺産センターに行こうと思う。

布団がない。押し入れにも入っていない。どこから持ってくるのか?

いつの間にか畳の上で寝てた。

=== 旅の費用 ==========
宿泊代(グリーンヴィラ):¥4,400
飲食代         :¥2,795
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計          :¥7,195
===================

走行時間:2h20m05s 走行距離:26.08km
平均速度:11.1km/h 最高速度:40.1km/h

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