'23 小笠原② 日本から一番遠い日本へ出発

2023年5月22日月曜日

2023年 関東 自転車旅

新千歳空港①

初日 2023413日(木) 〜東京     

いよいよ小笠原へ出発する日が来た。いくぞー。

その前にまだちょっと準備。

午前中に母島の石門ツアーの参加希望をツアー会社にメールで送る。母島の石門はガイドさんの同行がないと入れないところなのでツアーに申し込むしかない。ツアー会社は料金が一番安いマミーシャーク、日程は第1希望418日、第2希望419日にした。

ツアーは現地に着いてから申し込もうと思っていたが、天気予報をみたら418日、19日は良さそうだし、ギリギリだと予約がいっぱいで断られるかもしれないので出発前に申し込んだ。

その後、酔い止めの薬を買いに行く。今まで船に乗って酔ったことはないが念のため。具合悪くなったら飲もうと思う。

準備完了。

11:10頃、自宅を出発。天気はいい。

新千歳空港行きのバス乗り場に向かう。今回も去年、南東北にいった時と同様、輪行バッグが確実にトランクに入れられるよう、最寄りのバス停からではなく始発地から乗り込むことにする。

11:30頃、バス停に到着。

'tern EclipseX20' を折り畳む。工具とハサミも輪行バッグに入れておく。

去年、それを忘れてリュックに入れたままにし手荷物検査場で引っかかってしまった(工具は手荷物として機内に持ち込めない)。工具を手放すわけにはいかないので、一度搭乗手続きカウンターに戻って預け直し、手荷物検査もやり直す羽目になった。

11:49 定刻通り出発。

12:51 新千歳空港に到着。

搭乗する飛行機は、

スカイマークSKY716便 新千歳14:40発-羽田16:20着

なので出発までは全然余裕。

バスを降りて2階の国内線出発ロビーへ上がる。「スカイマークのカウンターは遠いのぉー」

輪行バッグをカートに載せることなく担いで歩いている。

ようやくスカイマークのカウンターに到着。自動チェックイン機で搭乗手続機を行うが、ずーっと英語しか出てこない。「あれっ?」

英語対応のチェックイン機だったみたいだ。簡単な英語なので問題なく手続き完了。

新千歳空港①
新千歳空港①

次に輪行バッグを預けるため、手荷物カウンターへ。

手荷物を検査するX線装置がデカい!「おーっ、いつの間にこんなデカくなった?」

余裕で輪行バッグが入る。去年まではギリギリ入らなくて輪行バッグを開けて目視で検査してもらっていたが、これで面倒なことが一つ減った。

輪行バッグの検査は問題なく通過。カウンターで預ける。リュックは機内に持っていく。

まだ時間はあるが、とっとと保安検査場へ。

「タブレットは入っていませんか?」と聞かれて、リュックにiPad入っていることを思い出し、慌てて出す。検査はパス。

19番搭乗口に向かう。空港の端っこだった。

飛行機がボーディングブリッジにいるところの写真を撮ろうとウロウロ。保安検査場の前にいる空港警察官の視線が気になる。「変なことしてませんよー」

新千歳空港②
新千歳空港②

搭乗までまだ1時間ぐらいある。ソファーに座って家から持ってきた菓子を食ったりスマホをみたりして時間潰す。

「管制塔からの指示で出発が止められており、飛行機に搭乗してからお待ちいただくことになります」とのアナウンスが流れる。今日は別に急いでいないので遅れても問題なし。羽田に着けばいい。

14:25 搭乗開始。窓側席なので早めに乗る。満席ではないが、そこそこの入り。

14:45 ボーディングブリッジから離れる。定刻より5分遅いだけで大した遅れではない。

14:59 新千歳空港を離陸。

眼下に苫小牧港。陸地を掘り込んだ部分がよくみえる。

GPSを見ながら位置を確認する。

下北半島に差し掛かるが、座っている右側座席から半島や尻屋崎はみえない。左側だと見えるだろう。ちょっと残念

自分の席は右の窓側だけど、翼の少し後ろなのであまり景色が見えない。確か搭乗手続きの時、後ろの席は空いていたと思ったけどまぁ別にいい。

湖がみえる。位置的に恐山近くの宇曽利山湖だろう。下北半島の真上にいるみたいだ。「あそこにも一度行かないとなぁー」

ちょうどその時、機内サービスが来る。スカイマークだけのオリジナルキットカットとりんごジュースをいただく。

キットカットとりんごジュースとGPSの画面とスマホを並べて記念撮影。と思ったら、ミラーレスカメラの調子が出発前に確認したときより一段と悪くなっている。電源がなかなか入らない。「ヤバいな。東京で新しいカメラを調達するか?」

下北半島通過中
下北半島通過中

何度かバッテリーやSDカードを入れ直したりしたが効果なし。が、電源が入った時にしばらく使うと、そのあと電源を入れ直してもすぐに入るようになる。

ミラーレスカメラは時間に余裕がある時に使おうと思う。多分、今回の旅は自転車移動が少ないのでゆっくり写真を撮る時間もあるだろう。やっぱり東京でカメラは買わない。

花巻の上空で機長から「羽田到着は定刻の16:20を予定している」とのアナウンス。

霞ヶ浦の近くまでやってくる。飛行機は埼玉方向に向かう。埼玉スタジアムっぽいデカい競技場がみえる。「おーっ」

埼玉スタジアム
埼玉スタジアム

都心の上を通るようになってから羽田行きに乗るのはこれが初めて。以前だったら千葉から進入していったが今回は都心の上を通りそうだ。

東京

山手線の西側から品川あたりを通って着陸する。

16:17 羽田空港に到着。定刻の16:20より少し早かった。

羽田到着
羽田到着

輪行バッグはいつもターンテーブル近くの外に繋がっているドアから運ばれてくるので、それっぽいドアを探す。

と思ったら、ターンテーブルに載っている輪行バッグがみえる。「あっ、ターンテーブルから出てきてる。久しぶりにみた」

ここの手荷物受取所は外に繋がっているドアがなさそう。なので以前から輪行バッグもターンテーブルから出てくるのかもしれない。

1周目では取れなかったので、ターンテーブルの入口にカートを持っていって2周目を待つ。

輪行バッグをカートに積んで受取所を出る。

地下1階に降りてちょっと右にいくとモノレールの改札口がある。浜松町まで500円也。カートをどこに置いていこうかと見回すと、切符売り場近くの柱の影に何台かカートが置いてあるのでそこに置いていく。

自動改札は狭いので駅員さんのいるところを通過。切符にスタンプを押してもらう。

16:40 羽田空港第1ターミナル駅を出発。

荷物置き場になんとか輪行バッグを入れる。高さがちょうど入るぐらいでよかった。奥まで入れきれないので横に立って支える。

たまたま乗ったモノレールは空港快速で第3ターミナルから終点の浜松町まで止まらない。早いし乗ってくるお客さんもいないので運が良かった。

16:58 浜松町に到着。

改札を出て出口を探す。ウロウロ、ウロウロ、出るに出られない。出口の階段がなくなっていたり、工事をしているところもあってとにかく出口がわからない。

キャリーバッグを持った他の人も駅の案内図を見ていたりする。皆んな出口がよくわからないのかもしれない。案内図もすごいわかりづらい。

なんとか、世界貿易センタービルという聞いたことあるビルの横から外に出る。やれやれ。重い輪行バッグを担いで随分歩かされた。

どこにいるのかよくわからないが、とりあえず自転車を組み立てる。

JRの駅のアナウンスが聞こえる。すぐ横がJR浜松町駅のホームなので、駅の南側あたりにいるようだ。

自転車は空気入れが外れていたぐらいで問題なし。

17:18 浜松町駅を出発。

自転車を押してホテルまでいこうかとも思ったが、やっぱり乗っていく。リュックは背負っていく。事前に調べていた通り国道15号線に出ようと思う。17時を過ぎたので俄然人が湧いてきた。駅の近くだし

国道15号線に右折して北上、車は多いし駐車車両も多い。ミラーで後ろを確認しながら走る。前のママチャリのおっちゃんは後ろを気にすることなく平然と駐車車両の横をすり抜けていく。さすが東京。

バイクが駐車車両のさらに車道側で止まる。「全くどこに止まるんだー」

左折車が歩行者待ちで止まる。後ろを確認してその右を抜けるが、それでもちょっと怖い。

後ろから自転車が来る。やはりこういう道でも走り慣れているような感じがする。

JRの高架橋の手前で左折して国道15号線から離れる。新橋のガード下の飲み屋街だ。宿はもう近い。Google Map をみながら宿の場所を確認する。

17:29 宿に到着。今日のお宿は「レインボーホテル」。

ホテルの前で自転車を折り畳む。飲み屋街なので外に自転車を置こうとは思わないし、そもそもそんな場所もない。

折り畳んでいるとかなり狭い道にもかかわらず横を車が通る。久しぶりに経験する感覚。

ホテルにチェックイン。宿泊者名簿を書き、説明を受ける。外出時は鍵を預けること、外出は24時間okで受付には24時間誰かいるとのこと。チェックアウトは10時まで。受付においてある歯ブラシを持って部屋へ向かう。

406号室に入る。超狭くてベッド1つ半ちょっとの広さ。ギリギリ、リュックと輪行バッグは置ける。でも想像していた通り。

レインボーホテル 406号室
レインボーホテル 406号室

テレビはデカくて天井についているが、これもネットで予約した時に写真で見ていたので特にビックリはない。けど「地震で夜中に落ちてきたら死ぬな」と思う。

テーブルもない。ドアの鍵は内側からボタンを押して閉めるタイプで、田舎の民宿か旅館みたいだ。風呂とトイレは共同。これで15,000円也。この辺りのカプセルより安いので全然ok

レインボーホテルの天井テレビ
レインボーホテルの天井テレビ

買い出しに行こうと思う。Google Mapでスーパーを探す。ホテルの近くに大型スーパーはないが、西に2軒小さなスーパーがある。

宿を出る。会社帰りの人が多い。

最初に「肉のハナマサ」に入るが弁当や惣菜系がないのでパス。2軒目の「マルエツプチ」に向かう。マルエツは聞いたことがある。店の少し手前で「浅野内匠頭終焉之地」の石碑を発見。記念写真を撮る。

浅野内匠頭終焉之地の石碑
浅野内匠頭終焉之地の石碑

「マルエツプチ」は弁当も惣菜もあるので、ここで今日の晩飯、明日の朝飯、あとフェリーの中用に食料を調達する。もっといえば母島用にもそれはいくらなんでも多いか。弁当、惣菜、パン、菓子、麦茶、軽くビールなど買う。

明日時間があればフェリーに乗る前にもう一度食料を調達しようかと思う。

ホテルに戻る途中、都道405号線を歩いていると左の建物の中に模型がみえる。タミヤの模型っぽい。「おっ、ここは何?」と思い、少し戻って建物の入口へ向かう。

そこは「タミヤプラモデルファクトリー」。中に入ると懐かしいプラモデルがズラリ。軍艦、戦車、戦闘機、そして塗料などなど。

スーツケースの人が何か買っていた。外国人もいる。

タミヤプラモデルファクトリー
タミヤプラモデルファクトリー

ホテルに戻る。

風呂にいくが洗い場のお湯、特にシャワーが熱い。温度調節ができないし、ボタン押してもすぐにお湯が出なくなるし。ここは温泉か?よくわからないが、サウナはある。

洗っているだけで暑くなるので湯船には入らずに風呂を出る。脱衣所の窓が換気のため少し開いている。あまり窓際に立つと外から見えそうだ。

部屋に戻り晩飯。ベッドの上しか広げるところがない。餃子のニンニクの匂いが部屋に充満してきたー

買い出し品
買い出し品

天井に付いているテレビはかなり見づらい。横にならないと無理。普段ほとんどテレビは見ないので飯を食い終わったら消す。あとは旅日記を書く。

午前中に申し込んでいた母島の石門ツアーは、他のツアーのため対応できないとの回答。

別のツアー会社のカノープス母島に参加希望のメールを出しておく。明日の出港までに連絡がこなければ電話して聞いてみようと思う。ダメならまた別のツアー会社に連絡する。

寝る。

走行データ

走行時間:0h08m28s 走行距離:1.89km
平均速度:13.6km/h 最高速度:24.7km/h

宿情報

レインボーホテル

URL: https://www.rainbowhotel.ne.jp/

料金:5,000円(シングル素泊まり)

設備:バス・トイレ共同、Free Wi-Fi、エアコン、テレビ、サウナ付大浴場

所感:とにかく安い。なので超狭く隣室のドア音はよく聞こえる。輪行バッグはギリギリ置けた。馬鹿デカいテレビが天井についている。大浴場のシャワーは温度調整ができなくてちょっと熱い。

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旅の費用

・薬代            :¥448
・バス代(〜新千歳空港)   :¥1,000
・飛行機代
 (スカイマーク新千歳〜羽田):¥10,240
・モノレール代
 (第1ターミナル〜浜松町) :¥500
・宿代(レインボーホテル)  :¥5,000
・飲食代           :¥1,806
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・合計            :¥18,994

↩︎出発前    2日目↪︎