今回の自転車旅はついに小笠原。今日からその事について書いていこうと思うが、今日はまず小笠原へ向かうフェリーに乗るまでの話しをする。
北海道から小笠原へ行くなら、北海道の各空港から羽田空港を経由して、小笠原・父島行きのフェリー「おがさわら丸」が出港する東京・竹芝桟橋へ向かうことになる。
「おがさわら丸」が出港するのは11:00で、乗船手続きは10:40までである。
最初は「これなら朝一の飛行機で羽田に行けば乗れるでしょうー」と思った。
当日移動はリスクが大きすぎる
例えば、新千歳発なら始発便が7:30で、羽田着が9:10。
羽田から浜松町まで東京モノレールで長くて25分。浜松町から竹芝桟橋までは自転車だと5分、徒歩でも10分ぐらい。これらの時間を合わせると30~35分ほど。
なので、羽田空港での手荷物の受け取りやモノレールへの乗り換え、浜松町での自転車の組み立てを残り1時間でできれば、朝一の飛行機で間に合いそうな感じ。浜松町から徒歩で行っても間に合いそう。
ただし、これは飛行機が時刻通りに運行したらの話し。飛行機の到着が遅れたりすると、ちょっと厳しくなってくる。
小笠原行きのフェリーはほぼ週に1便しかないので、乗り遅れたからといって次の便に乗るというわけにはいかない。旅の計画自体ここで完全にアウト、終了なのだ。
フェリーも宿も全てキャンセルして全て取り直し。キャンセル料はかかるし、飛行機代を払って東京まで来たことも全く無駄になる。「なんのために東京に来たんだー」となる。
これは北海道に限らず、航空機や新幹線などで東京まで移動しなければならない他の地域でも同じことが言える。
小笠原行きのフェリーに乗るために、当日の朝一移動には大きなリスクがある。
そんな大きなリスクを背負わないで、フェリーが東京・竹芝桟橋を出発する前日までに東京に移動しておいた方が無難だ。まるで大学受験のように…。
そうなると次に気になるのが東京前泊でかかる費用だ。
前泊はスカイマークで移動、レインボーホテルで宿泊
まず前日移動だと新千歳-羽田の航空便数はいっぱいある。出発2週間ぐらい前での最安値はスカイマークの昼間の便で約10,240円。一方、当日移動でのANAの朝一便は約32,420円。
断然スカイマークが安かった。スカイマークは変更が不可でキャンセル料も5,000円ぐらいするが、すでにこの時点でフェリーや宿を予約しているはずなので、ここでそれを理由に予約を躊躇することはほぼないだろう。
前日移動だと時間があるので成田行きの格安航空会社も考えたが、調べると8,000円ぐらい。成田からの移動費や移動の面倒くささを考えたら、羽田行きのスカイマークで十分だ。
以上の運賃は、自分が利用した2023年4月上旬の搭乗便の話しなので、搭乗する時期や何日前に予約するかによってかなり変わってくるはず。ただゴールデンウィーク前の4月は閑散期なのでどの航空会社も運賃は安いはず。
次に前泊する東京の宿について。
竹芝桟橋に近い浜松町~新橋あたりをちょっと探してみると、新橋にカプセルホテルがある。カプセルといっても一番安くても6,000円もする。さすが東京。ただ、輪行バッグはどこに置くのかなぁーと気になる。
「旅プロ」というサイトで広くしっかり探すと新橋に5,000円の宿が見つかる。
その宿は「レインボーホテル」。
最初はカプセルホテルかと思ったが、シングルルームもカプセルルームもあるビジネスホテルだった。口コミを見ると「狭くて隣から音が筒抜け」、「カプセルよりはいい」という声。寝るだけなので5,000円の宿で十分、充分。
ということで当日朝一移動と前泊移動でかかる飛行機代と宿代を比較すると、
・当日移動:飛行機代32,420円
・前泊移動:飛行機代10,240円+宿代5,000円
と前泊移動した方が当日朝一に移動するより、約半分の費用で済むことがわかった。
しかもこれでフェリーに乗り遅れるリスクもほとんど回避できる。
よし、これで行こう。よかったよかった。
公開日:2023年5月12日12時00分
更新日:2024年1月26日12時00分
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