前回の続きで、退職に向けて仕事の引継ぎが大層なものになってきた話し。
引継ぎメンバーをスキルアップさせるための講義や実践活動を計画するよう指示されてから数日後、会議中に電話がなる。
上司からの電話で、「別室で仕事の引継ぎ内容と計画を部署内の管理職に説明しているので来るように」とのこと。
会議を中座し別室に行くと、自分が作成した資料を使って上司が説明をしていた。説明後、管理職から質問や意見が出る。
「この人も引継ぎメンバーに加えて欲しい」
「残り3ヶ月でスキルは上達するのか?」
「この技術はこれからどんな方向に進むのか?」
「引継ぎメンバーの中で次の指導的な立場になれるのはだれか?」
などなど。全て自分が答えた。
最後に部長から、具体的な引継ぎ活動の計画を作成するよう指示される。
また、この活動計画策定に部署内の人材育成や教育などの業務を行っている先輩技術者が加わることになった。
引継ぎ計画実行へ
早速、翌日から2日ほどで先輩技術者と具体的な計画を立てた。8月に入り、その計画案を管理職に説明し承認を得た。
直接聞いた訳ではないが、部署内の管理職やその先輩技術者には自分が退職することは説明されていて、内密にしているようだった。そのため、自分に退職のことを聞く人はいなかった。
そして、8月の連休前にメンバーを招集して仕事の引継ぎ活動を開始することになった。
自分の最後の仕事は、講義資料の作成や実践内容を考えて少しでも引継ぎメンバーをスキルアップさせることになるが、引継ぎだけに注力する訳ではなく社内外や打合せや通常業務も続く。
これが最後の仕事になるだろう。
公開日:2017年8月8日12時00分
更新日:2024年1月6日12時00分
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