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'22 南東北 晴れ待ち標高1000m越えツーリング⑦ 裏磐梯

2022年 自転車旅 東北

6日目 2022年5月21日 (土)

今日は午後から雨の可能性があるので、午前中に「五色沼自然探勝路」をトレッキングする。その後は天気次第で、雨が降ってきたら宿に引き上げようと思っている。

8時半過ぎに部屋を出て、受付に鍵を預けに行く。ちょうど他のお客さんが朝食を食べている。宿のご主人と一緒にカヌーを造っている方だろうか?おはようございますと挨拶を交わす。

8:55 宿を出発。

まずはビジターセンターへ向かう。曇ってはいるが、雨が降りそうな気配はまだ全然なく、空は明るい。

裏磐梯ビジターセンターに到着し「五色沼自然探勝路」への入口を探すが、それらしいところが見当たらない。

ツーリングマップルで入口の場所を確かめる。すると、ビジターセンターから国道459号線をもうちょい南東に進んで右折し、突き当たりまで行ったところにあるようだ。ビジターセンターがあるので、ここに入口があるんだろうと勝手に思い込んでいた。

後で調べると、ここからも行けたらしい。

ビジターセンターを出発して少し走ると、右に道が出てきたので右折する。しばらく走ると、広い駐車場とその奥に土産物屋のような建物が見えてくる。駐車場にはそこそこ車が止まっていて、如何にもトレッキングしにきた出立ちの人が何人もいる。

駐輪場を探すと奥の駐車場にバイク置き場がある。が、そこには自転車を立て掛けられるところがない。どこかいいところはないかと探していると、駐車場の一番奥に柵があるのでそこに立てかけておくことにする。

五色沼自然探勝路

9:11 水と、念のためレインウェアを持って「五色沼自然探勝路」へ出発。

出発しようとしたときにバイクが二台、自転車の横にやってくる。

土産物屋の横のスロープを上っていくと毘沙門沼が正面に現れる。沼を望む展望所のような場所には結構人だかりができていて沼の写真を撮っている。

毘沙門沼は青緑色をしていて、火山の近くにある湖沼や川なんかで何度か見たことのある色だ。沼の水面には周囲の木々がキレイに映っている。

沼の向こうにある木々の上には磐梯山の2つの山頂が見えている。

沼の東側にも何人か人影が見える。あそこは「五色沼自然探勝路」のルートではないだろうと思う。

後で調べるとあそこには「磐鏡園プロムナード」という別の散策ルートがあったらしく、全然気づかなかった。気がついたら行っていたのでちょっと残念。

下にあるボート乗り場のほうに行ってみる。

そこで写真を撮っていると、近くに夫婦らしい年配の方がいて、旦那さんが「ボートに乗ろう」と言って奥さんと一緒にボートに乗って沼に出て行った。「体力は大丈夫かな?」とちょっと心配になった。

毘沙門沼
毘沙門沼

上の道に戻って「五色沼自然探勝路」を歩こうと思う。昨日ビジターセンターで貰ってきたパンフレットの地図を見ると、最初の方だけ毘沙門沼沿いのルートと少し国道寄りのルートの2つが書いてある。

目の前に毘沙門沼があるので、今いるのは沼沿いのルートだと思うが、念のため少し戻ったところにある案内板の地図で確かめる。沼沿いのルートで間違いないようなので、毘沙門沼に沿って進むことにする。

出発するとすぐに2,3組の人とすれ違うが、それ以外は全然人がいない。人がたくさんいたのは毘沙門沼のところだけだった。

探勝路を進んでいくと沼にボートが一隻だけ浮かんでいるのが見える。さっきボートに乗っていった方達だろう。結構、遠くまで行っている。

毘沙門沼と磐梯山
毘沙門沼と磐梯山

浅瀬には錦鯉が泳いでいる。これは天然ではないだろう。

その後もすれ違う人も後ろを歩く人も全然いない。

右から別の道が合流してくる。この道が国道寄りのルートだと思うが、こっちからも誰も歩いて来ない。

「熊注意」の看板があるが、常設されているものだろう。北海道にもこういう看板はあるが、「『熊出没』◯月◯日◯時頃、熊が目撃されたので注意してください」みたいな緊迫感のある看板ではない。けど人が全然いないので熊よけの鈴は鳴らしていく。

少し上ったところでベンチがある展望所のようなところに出る。少し高いところから毘沙門沼を眺める。

しばらく歩いていくと、探勝路は毘沙門沼から離れる。

9:50 赤沼に到着。

水は緑色をしているので、最初はなんで「赤沼」なのかわからなかった。が、沼の縁に生えている草の根が赤茶けているように見える。土が赤茶色なのかもしれない。それで「赤沼」なのかと思う。

赤沼
赤沼

9:53 みどろ沼に到着。

ここも赤沼と似たような感じ。

みどろ沼
みどろ沼

次の竜沼は遊歩道から少し離れていてよく見えないが、赤沼やみどろ沼の水ほど緑色ではないし、赤茶けてもいないように見える。

探勝路はほとんど森の中のルートで動物の糞が落ちていたりするが、大きさや量から熊ではないだろうと思う。

久しぶりに親子連れとすれ違う。

さらにしばらく歩いていくと、森の向こうに青い沼が見える。

10:07 弁天沼に到着。

ものっスゴく青い。

こんなに水面が青かったところは、美瑛の青い池や摩周湖近くの神の子池、十二湖の青池、それから抱返り渓谷の玉川なんかもそうだったなぁと思う。

弁天沼
弁天沼

ここまで来ると結構人がいる。近くには一眼レフを持った20代と思われるお姉さん、40代ぐらいの男性、年配の夫婦のような方がいる。一眼レフのお姉さんは「めっちゃ青い!」とか「こんなの見たことない!」とか言いながら少し興奮気味に写真を撮っている。

そして「だんだん撮り方がわかってきた」という声が聞こえて、それに一眼レフのお姉さんが何か応えている。近くにいるんだが、誰と会話しているのかよくわからないし、誰と一緒に来ているのかもわからない。

年配の夫婦ではないと思うので、そうすると40代ぐらいの男性と一緒に来ているのだろうか。と、どうでもいいことを考えてしまう。夫婦にしては歳が離れているように思う。

「展望台に行こうか?」とまた一眼レフのお姉さんが誰かに言っている。

「さっきから一体誰と話してるんだ?」と思うが、全然わからない。ミョーな感じがしてくる。沼の向こう側には確かに展望デッキのようなところが見える。

その後、40代ぐらいの男性が一人で先に進んでいくので、どうもお姉さんの同行者では無いらしい。40代の男性も色々と弁天沼の写真を撮っている。自分も男性から少し離れて先へ進む。

展望デッキに到着してそこから写真を撮る。デッキは青い沼の向こうに西吾妻山や西大嶺が見えるような角度になっている。

弁天沼と西吾妻山、西大嶺
弁天沼と西吾妻山、西大嶺

展望デッキを下り、弁天沼の周囲を回り込むような感じで進んでいく。

弁天沼から離れて森の中に入る。パンフレットの地図を見ると、弁天沼の次はるり沼があるはずだがどこだろう。とりあえず一本道なので道なりに歩く。

沼に流れ込む小さな川があったりする。

少し歩くとルートが2つに分かれている。左の道の奥に展望デッキのようなものが見える。そっちに向かって行く人がいるので自分もそっちに行ってみる。

10:22 るり沼に到着。

沼の向こうに森、そしてその奥に磐梯山が見えてなかなかイイ景色。

るり沼
るり沼

すると展望デッキにいたおばさん3人組に写真を頼まれる。快く引き受ける。おばさんから受け取ったiPhoneを見ても画面が少し暗くて磐梯山が全然見えないのだが、まぁこの辺だろうと思って写真を撮る。

るり沼を出発する。

後から来る人が結構いる。それを見て「五色沼自然探勝路」は自分が歩いて来た方向とは逆の、裏磐梯物産館から弁天沼までがメインルートなのでは?と思ったりする。というか、そういう人がかなり多いような気がする。

すぐに青沼。小さい沼だが、名前の通り水面が弁天沼のように青い。

これであとは最後の柳沼を残すだけ。

「遠藤現夢の碑」との分岐道。学がないので「遠藤現夢さん」と言われても誰だがわからない。なので、迷うことなく柳沼方向に進む。

10:37 柳沼に到着。

柳沼は昨日、裏磐梯物産館側の入口からちらっとだけ見えた沼。カモが泳いでいる。

柳沼
柳沼

10:41「裏磐梯物産館」側の入口に到着。

ここまでは青空が見えたり日が差すことも多くて天気は意外と良かった。物産館の中に入ってトイレ休憩。そして天気と雨雲レーダーを確認する。まだ天気は大丈夫そうなので「五色沼自然探勝路」を歩いて引き返すことにする。

10:46「裏磐梯物産館」を出発。

しばらくして、弁天沼で見かけた一眼レフのお姉さんが年配の夫婦のような人と一緒に歩いている。どうやら弁天沼で話していたのはこの年配の夫婦だったようだ。

帰りは写真を撮るのは程々にしてどんどん進む。

弁天沼を過ぎるとちょっと人が減ったような感じがするが、それなりに毘沙門沼方向から来る人とすれ違う。往路より全然人が多い。さっきは時間が少し早くて人が少なかったようだ。今日は土曜日なので、関東方面から朝出てきた人はこれぐらいの時間になるのかなと思う。

毘沙門沼で大きな犬を2頭連れた3,4人ほどのグループが前を歩いている。そして毘沙門沼の展望所のようなところで、毘沙門沼をバックに写真を撮ろうとしている。が、犬がカメラの方をなかなか向かないらしく、何とかカメラの方に興味を持たせようとしていて少し時間がかかっている。

その間ちょっと待つことにする。写真を撮り終えて、そのグループの方たちから「すみませんでした。馬鹿親なんです」とお詫びの言葉をいただく。

国道寄りのルートと毘沙門沼沿いのルートとの分岐に到着。帰りは国道寄りのルートを歩く。

裏磐梯ユースホステルの横を抜けて駐車場に戻る。

11:43 毘沙門沼の前に到着。

これで「五色沼自然探勝路」のトレッキングは完了。駐車場の車は増えていたが、毘沙門沼周辺の人は午前中とそんなに変わらない。外国人の方もいたりする

土産物屋さんの横にあるベンチで休憩する。パンを食べながら、もう一度、雨雲レーダーを確認する。

なんと南から雨雲がかなり迫っていて、会津若松はもう雨雲の中だ。しかも雨雲は南から北に動いていて、このままだと1時間弱でこちらに来そう。

これだと、この後レークラインの方に行くのはちょっと厳しいかなぁと思う。とりあえず様子を見るため、一旦ビジターセンターまで戻ることにする。

自転車まで戻る。「五色沼自然探勝路」へ出発する時にやって来たバイクはまだ止まっている。

12:05「裏磐梯ビジターセンター」に到着。

昨日も来たが、中の展示物は全然見ていないので見学していこうと思う。磐梯山や周辺の湖沼、裏磐梯の動植物に関するもので、まぁよくある感じの展示という印象。ただ、展示はそう多くないのですぐに見終わる。他に見学者はいない。

展示室に外に出るドアがあり、「⬅︎雪室」と書いてあるので外に出る。すると隣にもう一つ建物があり、そこが雪室。中に入ると雪解け水を使っているという冷風の吹き出し口があるぐらい。すぐに出る。

次は、昨日ビジターセンターと間違えそうになった隣にある「五色沼入口観光プラザ」に行ってみる。

12:22「五色沼入口観光プラザ」に到着。

中にはカウンターがあって、パンフレットがいろいろたくさん置いてある。ただ、特に欲しいパンフレットはなかった。

もう一度雨雲レーダーを確認すると、裏磐梯の辺りで雨雲が少し途切れている。これはひょっとして磐梯山が南からくる雨雲を阻んでいるのではないかと思う。もしそうだとしたら、この近辺ならもうちょっと天気が保ちそう気がする。

行くところは桧原湖周辺のトレッキングコースしか思いつかないので、ここから一番近い「桧原湖畔探勝路」に行くことにする。入口は「噴火記念館」の少し先だ。

「噴火記念館」を過ぎて右にカーブしながら上っていくと、前方に建物が見えてくる。

その建物の少し手前の右手に、轍のある未舗装路が森の中に続いている。位置的にはこの辺りだが、「ホントにここ?、なんかクマ出そう」と疑う。

未舗装路の入口にある案内板を見ると「桧原湖畔探勝路」のルートが書いてあるのでここなんだろうと思う。この少し奥に駐車場もあるらしい。

自転車を押して未舗装路に入って行く。少し入ったところの左に車が1台へ止まっている。駐車スペースは車2, 3台ぐらいしかない。車が1台しか止まっていないので、探勝路を歩いているのはこの車の人達ぐらいだろう。

駐車スペースの少し先にある案内板に自転車を立てかけておき、レインウェアと熊よけの鈴、そしてGPSを持っていく。

ここにも「五色沼自然探勝路」にもあったものと全く同じ「熊注意」の看板が出ている。

桧原湖畔探勝路

12:43「桧原湖畔探勝路」のトレッキング開始。

森の奥に入っていくとすぐに車止めのある上り坂が見えてくる。その坂を上っていく。上りが終われば今度は下り坂で、ずっと森の中を歩く。下って行く途中でようやく桧原湖が見えるところまでくる。

そこからさらに下っていくと人の声が聞こえてきて建物が見えてくる。キャンプ場のようだ。

そういえば、「桧原湖畔探勝路」の入口にキャップ場の案内板があったことを思い出す。でも探勝路は車が通れないので、近くまで車が入れる別の道があるのだろうと思う。ひょっとしたら、自分もそっちから入ってきたほうがよかったのではないかと思ったりもする。

あとで調べるとここは松原キャンプ場で、道は「桧原湖畔探勝路」しかなく車は入れない。そのためキャンプ場には、なんとボートで桧原湖を渡って入るとのこと。いやいや、なかなかそんなキャンプ場はないのではないかと思う。

キャンプ場の事務所の前では、屋外なのに卓球をしている人がいる。探勝路の横にはやたらとたくさん自転車が置いてある。レンタサイクルだろう。

事務所の周辺にはバンガローが結構ある。が、テントは全然見えない。

キャンプ場の中の探勝路も一本道で、事務所からしばらく歩いたところで、ようやくテントを張ろうとしているグループを見かける。

桧原湖が見えてきたところで釣りをしている男性が一人いる。この人が探勝路の入口に止まっていた車の持ち主ではないかと思う。そうなると、この先にはもう人はいないだろう。ますます熊が出そうな感じになるが、まっ、しょうがない。このまま進む。

桧原湖
桧原湖

その先でまたバンガローのような建物が立っているが、使っていないように見える。

桧原湖にはかなりのボートが出ていてみんな釣りをしている。土曜日と言うこともあるだろうが、それにしても結構な数のボートだ。ここはバス釣りか何かで有名なんだろうか?と思ったりする。

さらに歩くとまたしてもバンガローのような小屋が見えてくる。少し朽ちていて廃墟のような感じがする。

13:12 吊り橋に到着。

この吊り橋が「桧原湖畔探勝路」の一番の見どころなのかなと思う。

「橋には安全確保のため20人以上は載らないで下さい」との注意書きがある。自分一人しかいないので、それは全然問題ない。

桧原湖畔探勝路の吊り橋
桧原湖畔探勝路の吊り橋

吊り橋からは桧原湖を見ると、両サイドにやっぱりボートが多く見える。

吊り橋の後は完全な森の中の道で、時折桧原湖の湖岸近くを歩いていく。相変わらず桧原湖にはボードが多く、深い入江にも入ってきている。

風景があまり変わらなく、だんだんと飽きてくる。

吊り橋から、かなりの距離を歩いていたところで、前方に人の姿が見える。その人は草むらで山菜でも取っているような感じがする。

左にカーブすると探勝路に2,3歳ぐらいの女の子が立っている。そのおばさんと一緒に来ているみたいだ。見た感じからして、おばあちゃんとお孫さんのような感じがする。

おばさんの方は自分に全然気づかないが、女の子はすぐに気づく。

女の子はおばさんの方を見ているが何も言わず、どうしていいのかわからないような顔をしている。早く気づいて欲しいような顔にも見える。

通り過ぎるとき、自分から女の子に「こんにちは」と声をかける。すると声に気づいておばさんから「こんにちは」と挨拶される。ほんのちょっと遅れて女の子からも「こんにちは」と挨拶ももらう。

女の子の横を通り過ぎると、左の湖側に車が止まっていてキャンプの準備をしている女性がいる。どうやらここもキャンプ場のようだ。そしてここが「桧原湖畔探勝路」のゴールでもあるようだ。

その先に進むとキャンプ場の建物が出てくる。普通のキャンプ場のように炊事場があるが、大浴場と書いてある大きな小屋があったりする。大浴場があるキャンプ場なんて初めて見た。

さらに進んでいくと今度はボートが置いてあり、釣りに出ることもできそうになっている。

キャンプ場もボートの方もあまり人はいない。

そこを通り過ぎ、砂利道に出る。この先はもう県道2号線に出るだけだろう。後ろから車が来て、先にある小さな橋の辺りで止まる。車は止まったまま動かないし、人も降りてこない。左にも道があるので、どこかに行こうと道を探しているのだろうか?よくわからない。

車を追い抜き、さらにしばらく砂利道を歩く。

13:47 県道2号線に到着。

これで「桧原湖畔探勝路」を完歩。右には昨日来た「裏磐梯サイトステーション」が見える。

雨雲レーダーを確認する。雨雲はやはり磐梯山あたりで停滞していて、このあたりにはそんなに来ていない。「桧原湖畔探勝路」を歩いている間も何度か雨雲レーダーを確かめたが、状況はずっと変わっていない。

ということで、すぐに「桧原湖畔探勝路」を引き返す。

砂利道を引き返していると、向こうからリュックを背負った人が走ってくる。トレイルランだろうか。

すれ違った後、しばらくして引き返してきて左の道に入っていく。その道の前までいくと案内板があり「中瀬沼探勝路」と書いてある。トレイルランの人は「中瀬沼探勝路」へ走っていき、その先には年配の人も歩いている。

自分は元来た「桧原湖畔探勝路」へ戻る。

キャンプ場まで戻って来ると、さっきキャンプの準備をしていた女の人はまだそこにいるが、岸から湖へボートで出て行く二人連れがいる。

その先で会ったおばさんと女の子はもういない。

帰りは「桧原湖畔探勝路」をただひたすらにどんどん歩いていく。途中で一瞬ポツっと雨が来たが、感じたのはその一滴だけだった。

吊り橋を過ぎ、ポツっとくる雨の感覚がだんだん短くなってくる。

松原キャンプ場まで戻ってくると、ポツポツと降ってくる。

14:41「桧原湖畔探勝路」の入口に戻る。

駐車スペースにはここに来た時からあった車がまだ止まっている。

「桧原湖畔探勝路」の入口を出発して、裏磐梯剣ヶ峰の交差点まで戻ることにする。

腹が減った。クーポンがいっぱい余っているので何か食べようかと思う。すると交差点の手前で小雨が降り始めてくる。

レインウェアを着ようと屋根のある場所を探すが見つからない。とりあえずセブンイレブンに行く。たいした雨ではない。セブンイレブンの前に来ると、サイクルラックのところに自転車を止めてアイスを食っている人がいる。

もう一つ置いてあるサイクルラックのところに自転車を止めて、レインウェアを着る。雨雲レーダーを見ると、雨雲はもう完全にこの辺の広い一帯を覆っている。これはもう通り雨のレベルではなさそうだ。

時間はまだ15時だが、セブンイレブンで食い物を買って宿に戻ることにする。店の中は雨が降り始めたせいか混んでいる。

15:14 宿に到着。

今日のお宿も昨日と同じ「工房とお宿 クレインズ」。

宿の人は今日も外にあるカヌーのところで作業をしている。宿の中に入り、受付に行くと自分の部屋の鍵が置いてあったのでそれを持って部屋に向かう。

部屋で買ってきた菓子を食い、昨日洗い損ねたズボンを洗う。裏磐梯の後にいく米沢の宿の候補を3つほどに絞る。

18:29 飯屋に晩飯を食いに行こうとレインウェアを着込んで宿を出る。

雨雲レーダーではまだ雨雲があるが、外に出ると雨は降っていない。自転車に乗って剣ヶ峰の交差点に向かう。一応、クーポンが使える飯屋の目星はつけている。

が、行ってみると店には、

「本日は終了しました」

の文字。なんと閉店時間は15:00だった。しょうがないのでまたセブンイレブンに行って弁当等を買う。

18:49 宿に戻る。

風呂に入ろうと思ったが、先客がいたので部屋で待つ。しばらくして先客が出てきたので風呂に行く。風呂でシャツとパンツもついでに洗う。

部屋に戻り、靴下を洗濯して飯を食う。

米沢の宿は明日の午前中には決めておきたいところだったが、天気次第で日程を変えようと思い始めている。というのも、天気予報では明日も明後日も雨なのだ。

計画では明日が裏磐梯の最終日で、まず国道459号線を南へ走って山を下り、国道115号線に出て東に走る。鞘ノ木山と焼山の間にある道へ入り、県道70号線に出てレークラインを通り戻ってこようと思っていた。

ただ明日も天気は悪そうなので、そこまでは難しいそうだ。なので、レークラインを通って中津川渓谷までの往復に短縮することも考えている。完全に雨だったら噴火記念館に行こうと思う。

明後日に米沢に向かうつもりでいたが、雨の中を標高1,404mの白布峠を越えるのは避けたい。明明後日は晴れの予報なので、裏磐梯でもう1泊しようかと考え始めた。

今はちょっと決められないので、とりあえず明日の朝、もう一度天気予報を見て明日以降の行程を決めようと思う。

寝る。

=== 旅の費用 =======================
宿泊費(工房とお宿クレインズ):¥2,500(県民割2,500円適用)
飲食代            :¥101(県民割クーポン2,000円使用)
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合計             :¥2,601
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平均速度:13.7km/h 最高速度:33.2km/h
走行時間:0h43m49s 走行距離:10.03km

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