'23 一番遠い日本 小笠原 準備編①

2023年 関東 自転車旅

小笠原行きを決意

ついに自転車旅で小笠原へ行くことに決めた。

初めて小笠原に行こうと思ったのは、まだ世界遺産に登録される前のこと。その後、世界遺産に登録されて、「観光客が増えそうだな」と思い、しばらく封印していた。

会社員だった当時、小笠原に行くには10日間以上の休みが必要。そんな長い休みはゴールデンウィークやお盆休みしか取れず、有休を前後にくっつけなければならない。結果、世界遺産登録直後の連休中には行けなかった。

会社を退職し時間ができた。行こうと決意したものの、怪我やコロナの影響でなかなか実現できず。どうせ行くなら北海道が寒くて日が短い1月から2月に1ヶ月ぐらい滞在しようとも考えていた。しかもこの時期の小笠原は一番雨が少ない。

コロナも治まり、今年こそはと思ったが、スキーにハマり3月初めまで楽しんでいたため、また延期。

3月に入り、暖かくなり雪解けが進み、「今シーズンのスキーは終了」と思った3月中旬に「よし、小笠原に行こう!」と決断。春休みや梅雨入りするゴールデンウィークを避けて、4月中に決行することにした。期間は1ヶ月ではなく、2航海分に決めた。

フェリーと宿の手配

小笠原行きのフェリーは「おがさわら丸」。小笠原には空港がないため、フェリーでしか行けない。父島、母島に行くつもりなので、期間は12日間、いわゆる2航海分。小笠原海運のホームページで4月中の運航日を調べ、東京発が4月8日と4月14日、帰りの父島発が4月19日と4月25日の席が空いている。4月2日は満席。「おが丸パック」は1航海分しかないのでパス。

おがさわら丸の出港日時(小笠原海運ホームページ)
おがさわら丸の出港日時(小笠原海運ホームページ)

宿の確保が先だと考え、宿の候補を探す。数日後、小笠原海運のホームページをもう一度見ると、4月8日も満席。4月14日しか空いていなく、早く予約しないと無くなる可能性が高い。まず父島と母島にそれぞれ何泊するか決める。

予定では4月14日に東京を出発、4月15日に父島着、「ははじま丸」に乗り換えてそのまま母島へ向かう。母島には15:00着なのでその日はあまり動けない。母島には4月15日〜18日の4泊、4月19日に父島に移動、父島には4月20日〜24日までの6泊。しかし、4月19日に「ははじま丸」は運行していないため、母島には4月15日〜19日の5泊、4月20日の朝の便で父島に移動(後に現地で午後の便だった間違いに気づく)、父島には4月20日〜24日の5泊に変更。母島には実質4日強、父島には5日半強ぐらいの滞在になる。

宿の予約

まず母島観光協会のホームページから宿を探す。第1候補の「ペンションドルフィン」に4月15日〜19日の5泊を希望してメール。宿から15〜17日の3泊との返信があり、保留にして4月18日と19日の宿を探す。すぐに素泊まり宿の「しまてらす」を見つけ、全国旅行支援の割引で予約。第1候補の宿も3泊で予約し、母島の宿を確保。

次は父島。小笠原村観光協会のホームページから探す。一番安そうな「グリーンヴィラ」に電話し4月20日〜24日の5泊を希望するが、20日と21日は不在で不可。22日〜24日なら空いているとのこと。別の宿を当たり、20日と21日は「民宿なぎや」を予約し、22日〜24日は「グリーンヴィラ」を予約。これで父島の宿も確保。

父島の宿泊状況サイト(小笠原観光協会ホームページ)
父島の宿泊状況サイト(小笠原観光協会ホームページ)

フェリーと飛行機の手配

そしてフェリーの予約。宿の予約後も行きの東京4月14日11:00発、帰りの父島4月25日15:00発ともに空席あり、エコノミー二等寝台を予約。片道29,820円。

東京までの飛行機はフェリー出港前日の4月13日、SKY716便 新千歳14:40発-羽田16:20着を予約。帰りの飛行機もJALで予約したが、4月26日ではなく4月25日のチケットを間違って予約したことに後々、気づくことになる。

東京の宿

東京の宿は新橋の「レインボーホテル」に予約。これで予約が必要なものは全て完了。当日朝イチに移動するより、前日移動して泊まる方が安く、フェリーに乗り遅れるリスクも減る。

PCR検査

フェリーに乗るにはPCR検査の陰性証明が必要。乗船4日前に札幌でPCR検査を受け、陰性結果を取得する。

準備完了

持ち物は下着類3日分、上着類2日分、レインウェア、替えのタイヤチューブと工具類、iPadと充電器類。自転車は‘tern Eclipse X20’。特に問題なく準備完了。長い間待ち望んだ小笠原への旅がいよいよ始まる。
念願の「日本から一番遠い日本、小笠原」に出発だ!