'23 一番遠い日本 小笠原 準備編②:フェリーに乗るまでの準備ガイド

2023年 関東 自転車旅

 

はじめに

今回はついに小笠原への自転車旅に出発する。この記事では、小笠原へ向かうフェリーに乗るまでの詳しい手順と注意点について話す。

北海道から小笠原への移動手段

北海道から小笠原へ行く場合、北海道の各空港から羽田空港を経由して、竹芝桟橋から出発する小笠原・父島行きのフェリー「おがさわら丸」に乗る必要がある。「おがさわら丸」の出港は11:00で、乗船手続きは10:40までに済まさなければならない。

当日移動のリスク

最初は「この時間なら朝一の飛行機で羽田に行けば間に合うだろう」と考えた。しかし、当日移動にはリスクが伴う。

例えば、新千歳発の場合、始発便は7:30発で羽田着が9:10だ。羽田から浜松町までは東京モノレールで約25分、浜松町から竹芝桟橋までは自転車で5分、徒歩でも10分ほどかかる。羽田空港での手荷物受け取りやモノレールへの乗り換え、浜松町での自転車の組み立てを1時間でやり遂げれば間に合うが、これは飛行機が時刻通りに運行した場合の話だ。遅延が発生すると、非常に危険だ


小笠原行きのフェリーは週に1便程度しかないため、乗り遅れると次の便まで待つ必要がある。これにより旅の計画が全て崩れ、完全にアウト。フェリーや宿のキャンセル料がかかり、飛行機代も無駄になる。

前泊のメリット

このようなリスクを避けるために、フェリーが東京・竹芝桟橋を出発する前日までに東京に移動しておくのが賢明だ。これにより、安心してフェリーに乗ることができる。

前泊の費用

前泊する場合、新千歳-羽田の航空便数は多く、2週間前の予約で最安値はスカイマークの昼間の便で約10,240円だ。一方、当日移動でのANAの朝一便は約32,420円もする。スカイマークは変更不可でキャンセル料も5,000円かかるが、フェリーや宿をすでに予約している状況では、このリスクを考慮する必要はない。

前泊すると時間に余裕が出るため、成田行きの格安航空会社も調べると運賃は8,000円程度だ。ただし、成田からの移動費や手間を考えると、羽田行きのスカイマークが最適だ。

宿泊費用

竹芝桟橋に近い浜松町~新橋エリアで宿泊先を探すと、新橋にカプセルホテルがある。最安値でも6,000円もする。さすが東京、物価の高さを感じる。輪行バッグが置けるか不明なので「旅プロ」で宿を再度探したところ、新橋に5,000円の「レインボーホテル」が見つかった。シングルルームで、口コミによると「狭くて隣から音が筒抜け」という声もあるが、寝るだけなら十分だ。

費用の比較

当日朝一移動と前泊移動の費用(20234月上旬時)を比較すると:

・当日移動:飛行機代 32,420
・前泊移動:飛行機代 10,240 + 宿代 5,000

前泊移動の方が約半分の費用で済み、フェリーに乗り遅れるリスクも回避できる。

結論

小笠原への旅では、当日朝一の移動よりも前泊して東京に移動しておく方が費用もリスクも抑えられる。これで安心して旅の計画が立てられる。ぜひ前泊を検討して、素晴らしい小笠原自転車旅を楽しんでください!

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