◯本ブログには広告が含まれています

'07 やまなみハイウェイから阿蘇、耶馬渓・国東半島へ⑨ 姫島〜別府

2007年 九州 自転車旅

9日目 2007年10月6日(土)

6:30 起床。

7:00 朝食をいただく。朝食の時、宿の方から今日は姫島のお祭りであることを教えてもらう。日差しが部屋の中にも差し込み、今日も天気が良さそうだ。

8:00 予定通り、宿を出発。

島の七不思議伝説を辿ることにする。まずは七不思議伝説の4つが集中する島の東側へ向かう。

出発して5分程で、船の形をした山車を引く一団に出会う。

「あれがお祭りか?」

宿の人が言っていたお祭りの山車のようだ。後で調べると、「船引き祭り」という大帯八幡社の秋の大祭で、歌や太鼓をお囃子ながらで山車で島中を周るそうだ。

交通量皆無の県道686号線を東へ進む。長尾トンネルを抜け、そろそろ最初の七不思議伝説「逆柳」のポイントだ。が、それらしい場所が見つけられず通過。「どこだ?」

県道686号線を下る。

8:22 海に出る手前で2つ目の「かねつけ石」とすぐ先にある3つ目の「拍子水」に到着。

記念撮影をしてすぐに出発。船の時間があるので、なんか証拠写真を撮りに来てるだけになっている。

左手に周防灘を見ながら進むと、間もなく両側に海が広がる砂州のような道に出る。この先に4つ目の「浮田」があるはずだが、ここも場所がよくわから〜ん。通過。

出航まで残り30分

8:29 島の東端にある5つ目の「阿弥陀牡蠣」の案内板に到着。「阿弥陀牡蠣」は案内板から歩いて急坂を登った灯台の下にあるらしい。マジか…。

船の時間まであと30分。そこまで見に行く時間は多分ない。「阿弥陀牡蠣」はどうやら陸からは見えないようだ。「ならばここで引き返すしかないな」と自分を納得させる。

砂州のところまで戻ると、海の向こうに国東半島の山並みがみえる。いい眺めだ。来た道をさらに戻り、島の中心部に戻ってくる。ここから島の北部にある2つの七不思議伝説に向かう。間に合うか?

8:54 養殖場の先にある6つ目の「浮洲」、7つ目の「千人堂」の案内板に到着。船の出航まであと15分。案内板で2つの場所を急いで確認する。

が、「千人堂」はこの先、山を歩いた先にある。絶対、無理無理…断念。

「浮洲」は沖合の鳥居があるところらしい。砂州のようなものは見えるが、おっさんの視力ではそれが限界。鳥居ははっきりと見えん。

沖合に微かに見えた「浮洲」
沖合に微かに見えた「浮洲」

時間切れ、港へ戻る。

街の中心部に戻ると、山車を引く一団にまた遭遇、記念写真を撮って急いで港へ向かう。

9:05 姫島港に到着。ギリセーフ。なんとか9:10の船に間に合った。待合所のテレビではMLBヤンキースvs.インディアンズのディビジョンシリーズがやっている。ヤンキースのチェンバレンがマウンド上で虫にたかられイライラして暴投した。松井のいるヤンキースは苦戦しているようだ。

9:15 姫島出航。姫島は結局、全然ゆっくり見て周れなかった。残念無念。島の南側のブルーラインにも行ってみたかったが、時間が全然足りんかった。やっぱり小さい島でも半日以上は観光する時間に割くべきだった…。反省。

島の道は、長尾トンネル前後で勾配が5,6%ぐらいあったが、それ以外は平坦だった。

姫島フェリー
姫島フェリー

9:50 伊美港に到着。今日はこれから国東半島の東側半分をぐるっと周って別府に向かう。

寄るところは特にこれといって考えていないんだが、国東の街から自転車道があるようなので、まずはその入口を目指して走ろうと思う。

ただ、地図をみると自転車道はほとんど国道213号線の歩道のようなのであまり期待しない方がいいな。

国東半島

伊美港を出発し、しばらくいくつかトンネルのある内陸部を通る。今日も交通量は少ない。

所々から姫島がみえ、だんだん左手後方に遠ざかっていく。

トンネル前後の勾配は5,6%ぐらいでキツくはない。最後のトンネルを抜けると海岸線沿いに出る。

遠のく姫島
遠のく姫島

この辺は国東市の浜というところらしく、国道213号線の歩道に「国東半島サイクリングロード」という標識が現れる。

「なんだ、これ」持っている地図には載っていない。地図が古いのか。

後で調べるとここが「国東半島サイクリングロード」の起点か終点のようだった。

国道の歩道とはいえ、道幅広く、すぐ横が海なので快適、快適。

標識にはサイクリングターミナルまで13kmと書いてある。その距離だとターミナルは多分「道の駅くにさき」にあるんだろう。

天気よく、真っ青な空に海、標識にかかる大きな蜘蛛の巣を見ると「夏なんじゃねぇ」と思う。直射日光浴びているので確かに夏みたいに暑い。10月です。

サイクリングロードは専用道に入ったり、国道213号線の歩道に戻ったりを繰り返す。海岸線沿いの専用道は眺めがよく快適、快適。

姫島が後方に辛うじて見えるが、そろそろ見納めのようだ。さようなら。またいつか来ます。

海沿いの国東半島サイクリングロード①
海沿いの国東半島サイクリングロード①

「道の駅くにさき」に到着。予想通り、サイクリングターミナルもある。昼も近いので何か食おうと思ったが、簡単なものが見当たらいのでアイスでご馳走様。すぐに出発。

道の駅を過ぎるとサイクリングロードは完全に国道213号線の歩道になり、眺望もなく退屈な道のりになる。面白くなーい。

まだまだ国東半島

12:38 大分空港に到着。ここも他の空港のように、大分や別府のような街から随分離れた不便なところにある。

大分空港を過ぎると国道213号線は海沿いを走り、歩道は快適なサイクリングロードとなる。よかった、よかった。

海沿いの国東半島サイクリングロード②
海沿いの国東半島サイクリングロード②

12:59 杵築市に入る。まもなく自転車道は国道213号線から一般道に入る。

サイクリングロードは一般道に入っても相変わらず歩道なのだが、所々アスファルトを引き裂いて草が生えている。走りづらいので車道を走る。

そのうち、サイクリングロードを示す白線や標識も見えなくなり、ただ単に草が生えて荒れた歩道に成り下がる。

サイクリングロードはこの先で終わるので、国道213号線に復帰することにする。

国道213号線に出て、杵築の街に向かう。

杵築の街に入り、国道から杵築城が見えてくるが、入口がよくわからず杵築大橋まで行って通り過ぎてしまう。

橋の手前まで戻り、交差点を左折して適当に走っていると、「杵築ふるさと産業館」なる建物を発見、立ち寄ってみる。

中でマップをもらい、杵築城や勘定場の坂への道を教えてもらう。ありがとうございます。

14:15 杵築城に到着。観覧料210円也。小振りな城だが、天守閣からは八坂川、杵築大橋、守江湾が望め、眺望がいい。

杵築城
杵築城

杵築城を後にし、自転車を止めて勘定場の坂や武家屋敷跡のほうへ歩いて行ってみる。

14:45 勘定場の坂に到着。坂を上り武家屋敷へ向かう。マップを見るとこのへんは坂だらけで隈なくみると相当な時間がかかり大変そうだ。

北台を中心に30分ほど散策してみたが、まずまず楽しめたので自転車に戻ることにする。

勘定場の坂
勘定場の坂

杵築を出発し、国道213号線で今日の宿泊地に向かう。宿泊地は、温泉地獄の別府。国道を避けて県道643号線を走ることも考えたが、寄るところもなく遠回りになるので国道を進む。

別府

日出(ひじ)に入り、国道10号線に合流。交通量が一気に増えたので、広い歩道に速攻で逃げ込む。あまり楽しくない道をたんたんと進む。

別府湾の向こうに別府の街が見えてくる。おーっ。

16:33 別府に入る。今日の宿は国道10号線から国道500号線に入ったところにあるのだが、まだ時間に余裕があるので別府駅や別府タワーがある中心街へ行ってみる。

別府に入る
別府に入る

行ってみたけど、湯けむりあがる街中は走りづらく、早々に別府観光港まで逃げ戻ってくる。大きなフェリーが停泊している。多分、大阪か神戸に向かうフェリーだろう。

17:30 宿に到着。今日のお宿は「ホテル サンバリー」。ビジネスホテル以外のホテルに泊まるのはいつ以来のことやら、記憶にない。

部屋は至って普通のシングルルーム、朝食付きで6,686円也。自転車は駐輪場へ、いたずらされないかちょっと心配ですな。 

お風呂は10階にある展望風呂へ。日はまだ沈んでいなかったが、窓が曇っていて外がよく見えない展望風呂だった。風呂なんでそうなるだろう。

夕食はホテル内にある居酒屋「麦屋」へ。いい雰囲気で1人飲みでも全然問題なし。個人的な意見です。

走行時間:6h34m20s 走行距離:102.03km
平均速度:15.5km/h 最高速度:39.4km/h

最終日へ