Mineo陥落、スマホの通信会社をIIJmioに乗り換える

2021年5月8日土曜日

北海道生活

 4月にスマホや自宅ネットに利用している通信会社の見直しを完了した。

以前のブログで、「Mineoの新プランへの移行を考えていること」や「楽天モバイルに契約したこと」を書いたが、今日はその後の話しを書き残しておこうと思う。

楽天モバイルと契約して、ネットが1年間無料で使い放題になった。ただネット情報によれば、通信量が1日10GBを超えると、通信速度に制限がかかるらしい。が、実際にそこまで使ったことがないので真偽は不明だ。

楽天モバイルは、とりあえずPCなど自宅のネット用として契約したので、それまでPC用に契約していたMineoのシングルプラン3GBを解約した。

そして、スマホも自宅にいる時は、Wi-Fiで楽天モバイル回線が無料で使えるようになったので、それまでスマホ用として契約していたMineoのデュアルプラン3GBを、Mineoの新プラン(マイピタ)のデュアルプラン1GBに変更した。

これで、

自宅ネット:Mineoシングルプラン(3GB)990円 → 楽天モバイル(無制限)0円
スマホ:Mineoデュアルプラン(3GB)1,760円 → Mineo新デュアルプラン(1GB)1,298円

となり、あわせて1,452円の節約となった。

2月の段階では、これで一旦、通信会社の見直しをひと段落させた。

だが、その後、2〜3月にMVMOから新プランが続々と発表され、Mineoよりもはるかに割安のプランも出てきた。その中でまず注目したのが、「nuroモバイル」と「IIJmio」の2つ。どちらも3GB以下なら月1,000円以下で、「nuroモバイル」に至っては5GBでも990円と破格だ。

この料金を見せつけられると、Mineoがかなり割高に感じてしまう。しかも、4月1日から、Mineoも含めて各社ともMNP転出手数料が、それまでの3,300円から0円になる。

初期手数料やSIM発行手数料も、通信会社によってはキャッシュバックされたり、大幅減額されるところもある。

それらを考えると、Mineoはあっさり陥落。スマホの通信会社も乗り換えることにした。ただ、この段階ではまだどのMVNOにするかは決めない。というのも、もう一つ有力と考えていた「OCNモバイル」の新料金プランが発表されていなかったからだ。その発表を待ってから決めることにする。

「nuroモバイル」、「IIJmio」、「OCNモバイル」の3択

そして待つこと約1ヶ月後の3月下旬に、「OCNモバイル」から新料金プランが発表された。ネット界隈では、「期待していたほどではなかった」という声が多かった。「nuroモバイル」が破格だったので、それに匹敵する料金を期待していたからだろうと思うが、それでも自分としてはかなりの低額のプランだと思った。

という訳で、Mineoから乗り換える候補は、「nuroモバイル」、「IIJmio」、「OCNモバイル」の3つとなった。そこで、4月からの音声通話付きの料金(税込)と、自分が気になる仕様を比較してみた。


nuroモバイル

IIJmio

OCNモバイル

Mineo(継続する場合)

月額料金

¥792 (3GB)

¥990 (5GB)

¥858 (2GB)

¥1,078 (4GB)

¥770 (1GB)

¥990 (3GB)

¥1,298 (1GB)

¥1,518 (5GB)

解約金

¥0

¥0

¥0

¥0

MNP転出料

¥0

¥0

¥0

¥0

初期手数料

¥3,300

¥3,300

¥3,300

-

SIM料金

¥440

¥433

¥433

-

キャンペーン

¥3,740キャッシュバック(3/29迄予約)

初月料金¥0

初期手数料¥1(3月末迄)



容量次月持越し

高速通信ON/OFF

高速のみ

通信速度規制

OFF時規制

(高速OFF通信3日で366MB超)

OFF時規

(高速OFF通信が契約容量1/2超)

種々の料金と容量だけを考えれば、「nuroモバイル」が1番で「IIJmio」が2番。

ただ「nuroモバイル」には容量を消費しない高速OFF(低速)という機能がない。それでも3GBもあれば十分だろう。前のプランでは、3日間で規定値を超えると高速通信の速度が制限されたが、今回の新プランではそれもなくなった。

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「IIJmio」は、初期手数料1円のキャンペーンがある分、「OCNモバイル」より安い。ただ、キャンペーンは3月31日までなので、それまでに申込む必要がある。

「nuroモバイル」のキャッシュバックも、3月29日までの先行予約が条件だが、申し込みは4月30日まででいい。

一方、高速通信の品質(つながりやすさ)をネットで調べてみると、「OCNモバイル」の評判がダントツにイイ。次に「IIJmio」で、今使っている「 Mineo」と同じくらいのような感じがする。「nuroモバイル」はかなり評判は悪い。

さて、どうするか?

「nuroモバイル」は、高速通信の品質の悪さがかなり気になる。とりあえず、キャッシュバックの条件である先行予約だけは3月28日にしておく。

「OCNモバイル」では、初期手数料がなくなるようなキャンペーンはやっていないが、300円程度の「エントリーパック」を購入すれば、初期手数料は必要なくなる。

「IIJmio」も、初期手数料が1円になるのは3月31日までというところがちょっと問題。今使っている「Mineo」のMNP転出手数料が無料になるのは4月1日以降なので、MNPするなら、MNP転出手数料か初期手数料のどちらか負担しないといけなくなる。MNPせずに、新規に電話番号を取得することも少し考える。

3月末時点ではこんな状況で、「OCNモバイル」に気持ちはかなり傾いたが、とりあえず4月まで待ってみることにした。

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というのも、MNP転出手数料が4月から無料になるのは「Mineo」だけではなく、ほとんどの通信会社でもそうなる。となれば、4月1日以降に乗り換える人も多いはずで、「IIJmio」もそのMNP転入者を狙い、初期手数料1円のキャンペーンを4月1日以降も続けるだろうと予想したからだ。

あと「OCNモバイル」でも、初期手数料の減額などのキャンペーンが始まらないかと期待したところもある。

そして4月になった。「IIJmio」は予想通り、初期手数料1円のキャンペーンが5月31日まで継続となったが、「OCNモバイル」は特に動きはなかった。

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さて、ここまでは通信料金の新プランばかりに注目していたが、「IIJmio」と「OCNモバイル」では、それ以外に「MNP転入によるスマホ特価セール」というキャンペーンもあわせて行っていた(「IIJmio」は3月からやっていたが、「OCNモバイル」はいつからかは失念)。

スマホの買い替えは、今使っているスマホのバッテリーがもう少し持ちそうなので、1年ぐらい先と考えていた。

ただ、今のスマホは1年型落ちの中古新品をオークションで購入したもので、使い始めて5年2ヶ月にもなる。発売日からは6年半以上経っており、OSは辛うじてサポートされているが、最新版には対応していない。今年あたりでOSのサポートが終了する可能性が高いらしい。

また、「IIJmio」や「OCNモバイル」などのMVNOでは、上記のように他社からの乗り換えで、スマホが格安で購入できるキャンペーンを行っているので、スマホの買い換えは、通信会社(MVNO)の乗り換え時がイイようだ。

今後そう遠くない将来に買い換えることやセキュリティのことを考えると、この機会にスマホを買い換えたほうがいいだろうと思う。

ということで、通信会社は「IIJmio」と「OCNモバイル」に絞り、「nuroモバイル」は候補から外した。

「IIJmio」と「OCNモバイル」で、安く買えるスマホの機種や価格もだいたい同じぐらいだが、違いはやはり初期手数料にある。

「IIJmio」はスマホ特価キャンペーンとあわせて初期手数料が3,300円から1円になるキャンペーンも同時に利用できる。

一方、「OCNモバイル」のスマホ特価キャンペーンは、「エントリーパック」も使えず、確実に初期手数料3,300円がかかってしまう。しかも特価対象のスマホの売り切れが続出していて、キャンペーン自体も「IIJmio」より早く4/16に終了する。

念の為「OCNモバイル」に「売り切れ中のスマホが今後入荷する予定はあるのか?」とオンラインで聞いてみたが、「不明」との回答。

ただ、それと引き換えに、中古品の販売サイト「goo Simseller」で使える16,500円引きのクーポンがもらえた。そのサイトにはまだ狙っていたiPhoneSE(第2世代)が残っていて、もらったクーポンを使えば、キャンペーン価格と同じくらいの価格になりそうだ。

ということで、「IIJmio」と「OCNモバイル」で優劣を比較すると、「IIJmio」の方がイイところは、初期手数料が5月末まで1円で、通信規制の基準が緩い(高速OFFで3日で366MB)こと。

「OCNモバイル」の方がイイところは、高速通信の品質(つながりやすさ)ぐらい。しばらくして「goo Simseller」でもiPhoneSE(第2世代)が売り切れになった。

「IIJmio」に決定

最後まで、「IIJmio」と「OCNモバイル」で迷ったが、結局、初期手数料が1円で、新品中古のiPhoneSE(第2世代)が格安で購入できる「IIJmio」へ乗り換えることにした。

「IIJmio」を使ってみて、あまりに通信品質が悪ければ、1年後ぐらいに「OCNモバイル」に乗り換えればいい。あまり早く乗り換えると、転売目的にスマホを購入したと看做され、ブラックリストに載ってしまうようなので、そこは気をつけたいと思う。

ということで、4月19日から通信会社の乗り換え手続きを開始した。

まずが「Mineo」のサイトでMNP転出と解約の手続きをしたところ、すぐにMNPの予約番号がメールで通知された。

そしてポイントサイト「ハピタス」経由で「IIJmio」のサイトに入り、MNP転入によるギガプラン(音声+データ2GB)の契約とiPhoneSE(第2世代)の購入の手続きを行った。

数日後、晴れてiPhoneSE(第2世代)とSIMが届き、MNPの開通手続きを行った。開通手続きは、同封された紙に書いてある通り行えばいいので、超簡単。

これにて、5年ぶりの通信会社の乗り換えと、スマホの買い換えは完了した。

前回を含めた通信会社の一連の見直しで、月額の通信料は最終的に、

自宅ネット:Mineoシングルプラン(3GB)990円 → 楽天モバイル(無制限)0円
スマホ:Mineoデュアルプラン(3GB)1,760円 → IIJmioギガプラン(2GB)858円

となり、とりあえず向こう1年間は、月額1,892円の節約となる。

乗り換えによるその他の費用は、SIM料金の433円だけだった。