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自転車ツーリングで頸椎椎間板ヘルニア

北海道生活

1ヶ月近く前のことになる。

6月11日(金)は天気がよかったので「Tern Eclipse X20」に乗って支笏湖へと日帰り長距離ツーリングに出かけてきた。距離にすると約130km、時間にすると約7時間半になった。

それはいいとして、翌6月12日(土)の午後、夕方近くだった思うが、椅子に座ってパソコンを操作していると急に首の後ろ、やや左側にビリっと痛みが走った。

「んっ?なんだ?」

そして、だんだんと首の後ろ側全体が痛くなってきたので、

「今頃になって昨日の長距離ツーリングの影響が出てきたか?」

と思うが、この時はあまり深刻には受け止めていなかった。

が、首の痛みは続き、ビリっと大きな電気が走るような強めの痛みが走ったり、首の下の背中部分や胸の部分にも痛みが出てくる。

翌6月13日(日)になっても症状は続く。

「これはちょっとおかしい」

と思い、翌日にかけてネットで調べてみる。すると、やはり自転車の前傾姿勢は、前方を見るために首を逸らす姿勢を長時間続けるので、かなり首に負担がかかり、頸椎や神経に影響を及ぼすことがあるらしい。

で、症状は翌6月14日も続く、というか少し悪化しているように感じだし、左の薬指と小指も少し痺れるので、病院に行こうと思う。

ネットで近くの整形外科、とくに頸椎や脊椎の専門病院を探す。

整形外科での診察結果

6月15日に、脊椎を専門にしている近くの整形外科に行く。まずは問診で、首から肩、背中の上のほうの痛み、指の痺れなどを訴えて、首のレントゲンを撮る。

そして、骨には異常なしとの診断。「心配ならMRIも撮りますか?」というので、当然MRIも撮ることにする。

で、MRIの結果、頸椎の5番と6番の間の左側の椎間板が出ていて神経を圧迫しているとのことで、「頸椎椎間板ヘルニア」との診断。

絶対安静という状態ではないが、このあと、痛みがより強くなる可能性があるとの事。

そして、もっと椎間板が出てくると、痛みが激烈になり、手術が必要になる可能性があるというのが今の状態なので、原則3ヶ月は頸椎に負担をかけないようにとの事。

当然、自転車の前傾姿勢は首が反り、よくないので、自転車も3ヶ月は控えるようにと言われる。

歩くことや椅子に座ることなど普段の生活はOK、走るのも別にいいらしい。だが、首の前後屈だけはダメ。これが一番ダメらしい。

治療は、頸椎を安定化させるため、首を動かさずに、首の筋肉をトレーニングする。それに加え、頸椎の痛みで首周りの筋肉が動かなくなり、それによる痛みもあるので、首周りの筋肉をほぐすストレッチもすることになる。

一応、痛み止めの薬も出してもらうが、これは根本的な治療ではないことはわかる。

頸椎に負担をかけなければ、出ている椎間板は引っ込むらしい。3ヶ月後にもう一度、レントゲンで症状を確認することになる。

それから、ヘルニアが完治したあとの話になるが、長期的なことを考えるのなら、自転車は、できるなら前傾の角度を緩るくし体を起こすように乗ることを勧められる。

診察のあと、リハビリ担当の先生から、首周りの筋肉のトレーニングとストレッチの方法を教えてもらう。

筋トレは、頭を前後左右から順番に力を入れて手で押し、首はそれに耐えて頭を動かさずに保持するというもの。これを1方向につき10秒ぐらい、4方向をそれぞれ5セット繰り返す。これを1日朝晩2回ぐらい。

ストレッチは、両肩を上下や前後に動かしたり、両手を頭の上まで伸ばしたり、後ろに伸ばしたりする程度のもの。これは気づいた時にする。

最後に、左の首から肩にかけてが特に痛いので、電気マッサージをしてもらう。それでだいぶ、痛みが和らぎ楽になる。

これで一通り、診察は終わり。

帰宅後、症状が出る前のことや今後のことを考えてみる。

自分はロードバイクではなく、小径車かクロスバイクを乗るのだが、それでも前傾姿勢にはなるし、60~100kmぐらいの長距離を走ることが多い。あと、段差での振動も受けている。この辺がヘルニアの主な原因だろう。

今思えば、支笏湖ツーリングの前の、日帰りツーリングでも、首周りの痛みやそれ以外にこれまでにはなかった頭痛も出ていた。

支笏湖ツーリングでは、千歳市内から恵庭市内へ抜けるコースを走ったが、自転車で走るにはいい道ではなかった。交通量が多く、路肩もないので、歩道走行可の歩道に上ることが多くなり、かなりの数の段差を走行した。

段差が続くと、その衝撃で尻や腕が痛くなるので、今回に限らず、段差を通るときはサドルから腰を浮かして走っていた。もしかするとこれもよくなかったかもしれない。腕と足を伸ばすことになるので、段差の衝撃を体全体で吸収できずに頸椎にモロにかかっていたかもしれない。

あと、自転車以外に、普段のパソコン作業での姿勢も多少、影響があったかもしれない。

そういえば、去年も4月頃からしばらくの間、背中の痛みやダルさが続いていた。当時はパソコン作業に使っている椅子や、帯状疱疹のぶり返し(3年ぐらい前に1度発症)のせいかもと考えていた。夏頃には、その痛みやダルさは落ち着き、背中の一部が何かで擦れるような感覚だけ、ずっと残っていた。

今思えば、この症状も4月頃に出始めたので、ちょうど自転車を乗り始めた時期に一致する。この時、既にヘルニアだったのかもしれない。

とにかく、場所が場所だけに悪化すると取り返しがつかなくなることもあるので、残念だが、自転車は少なくとも3ヶ月は乗らないことにする。日帰りツーリング、夏のキャンプツーリングはもちろん、普段の買い物での自転車乗りもしばらくやめておこうと思う。

あと、パソコン作業や日頃の姿勢も気をつけようと思う。

夏直前で、自転車ツーリングはこれからという季節なのに、非常に残念だ。

それにしても、去年に続き6月は鬼門だ。去年も膝に痛みが出たのも6月10日ぐらいで、自転車に乗ることも歩くこともままならなかった。去年に続いて災難続きだが、これは年齢的なものが相当あるだろう。

そして、病院で言われたように、首の筋トレと首周りの筋肉のストレッチ運動を開始する。