'09 んみゃーち美ぎ島 宮古島③ 伊良部島〜下地島〜宮古島〜池間島

2022年4月27日水曜日

2009年 沖縄 自転車旅

2日目 2009312日(木)

朝起きて外を見ると青空が広がっていてイイ天気。窓からのオーシャンビューは最高で、もう夏みたいだ。こんなところに住めたらいいな。

宿からの眺め
宿からの眺め

この天気だと昨日以上に景色もいいはず。「よーし、もう1周しよう!」

昨日、伊良部島と下地島を半周ほどしたが、今日は残り半周とさらにもう1周しようと思う。そのあと宮古島に戻り、池間島まで行ってみよう。

出発前にまず「佐和田の浜」へ行く。昨日より全然イイ眺め。

伊良部島

9:21 宿を出発。時計回りに走るため、外周道路を東へ進む。

走り始めてすぐに左の道の先に、海と案内板が見えるのでそっちへ行ってみる。そこは「佐和田の浜」。

「あれっ、ここも佐和田の浜?」

ここは朝行ったところではなく、そこから東に少し離れたところにあるのだが、浜の名前が同じ。多分、朝行った浜と一続きなんだろうと思う。

海沿いに道が続いているので、そのまま進む。

鳥居のある御嶽のところで行き止まり。間近に見える海は澄んでいる。道を戻り、外周道路に復帰する。

さとうきび畑の中の道を走っていると左手の先に海が見えてくる。海の色が濃い青と薄い青の2色に分かれているように見える。

「佐和田漁港」と書かれた岩の案内表示。左に漁港へ続く道が続いている。普通なら何の変哲もない道なのだが、青い空とエメラルドグリーンの海、白い砂のせいでキレイなビーチでもありそう感じがする。

そう思っていたら、その先から小さいながらもキレイな海岸や岩場が次々と現れる。

名もないビーチ
名もないビーチ

9:46白鳥崎」に到着。

まず展望台から周囲を眺める。白鳥崎の周辺は岩場が広がっていて、沖には船が1隻停泊している。「漁船?」

海岸近くに遊歩道があるので周ってみる。岩場の入江が続き、その向こう側には水平線が周囲180°ぐらいに広がっている。いい眺めだ。

白鳥崎
白鳥崎

白鳥崎を出発。

出発してすぐに上り坂が始まる。意外にも5%ぐらいありそうなやや急な勾配。そんな右カーブの坂をしばらく上っていくと、路面に「ロマン折返し↷」と書いてある。「何これ?」

意味がよくわからない。あとで調べると、マラソン大会の折り返し地点だったらしい。

とりあえず、そこそこ上ってきたので振り返ってみると水平線がバーンと見えていてなかなかイイ景色が広がっている。

「ロマン折返し↷」と書いてあるところで、左に入って行ける道があるのでそっちへ行ってみる。

すぐに駐車場に出る。そこは外周道路より高い位置にあるので、真っ青の水平線以外にも沖に打ち寄せる波やさっき寄った白鳥崎の展望台も見える。沖で波が出ているところは珊瑚礁のあるところか?

そして下地島空港に着陸しようとしている訓練中の飛行機まで見える。尾翼が青い。「あれはANAだな」

なんのための駐車場かよくわからないが、ここからの眺めもなかなかイイ。

外周道路に復帰してさらに上る。

左に展望台のような東屋と小さな駐車場が見えてくる。西海岸公園のようだ。その少し手前で立ち止まり、また振り返ってみる。海に向かって道路が下っているので、ここを逆向きに走ると海に向かって突っ込んでいくような感じがする。「最高に気持ちいいだろうな。一気に下りるにはちょっともったいないかも

西海岸公園横の海へ向かう道
西海岸公園横の海へ向かう道

また飛行機が着陸してくるのが見える。またANAだ。「今日の午前中はANAの訓練時間なのか?」よくわからない。

10:16 西海岸公園の展望台に到着。景色は残念ながら道路上の方が断然イイ。ただ池間島や池間大橋、それに東にある断崖の上に何やら塔のようなものが見える。「なんだあれ?」灯台にしては変な形をしているので灯台ではなさそう。

西海岸公園を出発して東へ向かう。しばらく走ると左手に何やら羽ばたいているデカい鳥の像のようなものが見える。「なんだあれ?」

10:25 急坂を上って「フナウサギバナタ」に到着。

羽ばたくデカい鳥の像が上にのっかっている何ともミョーな展望台だ。西海岸公園から見えた塔のようなものはこれだったらしい。

フナウサギバナタ
フナウサギバナタ

ただ展望台からはキレイな海や宮古島が見えて眺めはイイ。草木の影で海岸線近くはちょっと見えない。

展望台を下りて海岸線の近くまで行って断崖の下を覗き込む。岩礁帯の海の色がエメラルドグリーンになっていて超キレイだ。

フナウサギバナタ近くの海
フナウサギバナタ近くの海

展望台の近くで、貝などの手作りっぽいアクセサリーを売っているおじさんがいる。そのおじさんに話しかけられて、しばらく何か話したと思う。鳥の像のことだったか、この周辺のことだったか何か教えてもらったような気がするがよく覚えていない。売っているモノを勧められることはなかったと思う。

「フナウサギバナタ」を出発。

アップダウンのある道を走っていくと佐良浜の街に入る。丁字路を左折して海に向かって下りていく。ちょうど下り切ったところの交差点を左折して「鯖置公園」に向かう。

右への分岐があるが、そのまま直進する。駐車場に石の案内板があるので見てみると「イラブナスビ」との文字。「ん、ナスビ?」

天然記念物らしいが特に興味がないのでパス。

さらに直進すると今度は「サバウツガー」と書いてある石の案内板。「サバ?鯖?」

多分、鯖とは関係ないと思うが、案内板を読んでいないのでよくわからん。「サバウツガー」というネーミングがやけに気になる。

その先に東屋があり自転車で行けるのはここまで。自転車を止めて海の方を眺めると右の崖の上にも東屋が見える。「ここの後はあそこに行こう」

まずはとりあえず海岸に下りて「サバウツガー」を見にいく。崖下に続く長い階段を下りるとまずコンクリートでできた四角い建物が目に入る。「あれがサバウツガーか?」

中に入ると特に何もなく、小さな窓のような穴がいくつか空いている。「あっ、ひょっとしてここ、旧日本軍のトーチカ?」

そう思った途端、急に不気味になり寒気がしてきたので外に出る。あとで考えると、あそこは水汲み場?か何かに利用していたのではないかと思ったりするがよくわからない。

「ホントにこれがサバウツガー?」

と思い、持っていたパンフレットを見てみる。「先に見とけ」と自分でも思う。ここには井戸があり、それが「サバウツガー」らしい。

建物の横を抜けて先に行くと、コンクリートで人工的に固められた海岸の一番奥に剥き出しなった井戸が見える。

10:54サバウツガー」に到着。

「こんな海の横でしょっぱくないのか?」

と思うが、それもよくわからない。ここからの景色もなかなかイイ。

サバウツガー
サバウツガー

階段を上って自転車に戻る。

分岐まで戻り左折する。

11:03 さばおき園地の東屋に到着。自転車ごと東屋に乗り入れ、景色を眺めながら少し休憩する。ちょっと暑い。

さばおき園地を出発。

佐良浜の住宅街をGPSで確認しながら、島特有の狭い迷路のような道を抜けていく。GPSがなければ走れない道だ。歩いている人は皆無。

そして昨日、港から「牧山展望台」に向かう時に通った道に合流する。今日もこの後は「牧山展望台」に行く。

11:27牧山展望台」に到着。

雲が少しあるが、それでも昨日よりは全然天気がイイ。そのせいか海の色が昨日と全然違い、遥かに景色もいい。今日も少し眺めていく。

牧山展望台からの眺め
牧山展望台からの眺め

「牧山展望台」を出発して昨日も通った道で外周道路に下りていく。この道から見える海も昨日よりはるかにキレイだ。

11:47渡口の浜」に到着。ここにきて南の空に雲がだいぶ増えてきたが、まだ青空は見えている。ここも昨日より海や砂浜が断然キレイ。

渡口の浜
渡口の浜

「渡口の浜」を出発して次はまだ行っていない伊良部島の中心街へ向かう。泡盛の工場があるらしい。

しばらく走るが、泡盛の工場は見当たらないし、街中なのでこれといって何かあるわけでも眺めがいいわけでもない。

自転車を止めて地図で周辺を調べるが、泡盛の工場は佐和田の浜の方だし、周辺には他に見たいようなところもない。

引き返して下地島に向かうことにする。

下地島

12:11 下地島に入る。

さとうきび畑の中の道を走っていると、同じ方向に走っている1台の自転車が前方に見えてくる。

近づくとママチャリに乗った若い女性で、どうも自分と同じ観光客のように見える。すぐに追いつき、追い抜く。

中の島海岸」に到着。ここも昨日よりキレイなので写真を撮っていると、海の中に何やら動くものがある。「なんだ?」

と思って見ていると、どうやらダイビングかシュノーケルをしている人が2人ほど潜っているようだ。よく見ると砂浜に服のようなモノが脱ぎ捨ててある。

中の島海岸
中の島海岸

少し走って「帯岩」の入口に到着。ここから先はダート道なので昨日はパスしたが、今日は時間があるので自転車を押して帯岩に向かう。

12:27帯岩」に到着。鳥居とその奥にデカい岩。鳥居と岩の前にある掲示板を見るに岩自体が何かの信仰対象になっているようだ。

帯岩
帯岩

岩の横に道があるので奥へ入っていくと、すぐに海岸近くまで出る。波で削られ剥き出しになった岩場が続いている。

「帯岩」まで戻ると、さっき抜いた自転車の女性がやってくる。多分、自分と同じように一人で旅をしているのだろう。声をかけることはしない。

「帯岩」を出発。

12:35通り池」の駐車場に到着。トイレ休憩。

今日も池を見に行こうかと思ったが、ちょっと歩かないといけないし、あの池なら今日の天気でもそんなに見た目は変わらないだろう。そう思い、池は見ずに出発する。

さっきのママチャリの女性とはここでは会わなかったし、それ以降見ることもなかった。先に行ったのだろう。

両側が木々に覆われた道を抜けて下地島空港に出る。少し雲はあるが目の前に青空が一気に広がる。

そして左に海が現れる。「おーーっ!」

もうゼッケー。昨日も海のキレイさにちょっと感動したが、全然比ではない。「スゲーっ」

ゼッケー過ぎる。こんなキレイな海は見たことがない。海の色はエメラルドグリーンだったり、光の反射のせいか、かなり白っぽいところもあったりする。白い海に岩礁が透けて見えている。

下地島の海
下地島の海

沖縄の海がエメラルドグリーンで砂浜が白いのは、珊瑚の死骸でできた石灰岩のせいだと聞いてはいたが、実際に見るとただ単にキレイ過ぎて感動するだけ。あまりにキレイなので、海を見ながらゆっくり走る事にする。

と、そこに飛行機が降りてくる。今度もANAだ。

下地島空港に着陸する訓練機
下地島空港に着陸する訓練機

と思ってみていると、下地島北端に自転車を止めて座って着陸してくる飛行機を眺めている男性がいる。よくみるとその近くに自転車がもう2台止まっているし、さらに車も1台止まっていて、車の横には2人の人が立っていて海の方を眺めている。

「あそこに座ってのんびり眺めるのも良さそう」

あの人たちがいなくなってから北端に向かうことにする。

12:54 下地島北端に到着。

誘導灯桟橋の周辺も昨日より遥かにゼッケーだ。青空、そしてエメラルドグリーンの海に桟橋が延びていて、何ともイイ景色。特に誘導灯桟橋の右側には赤のカラーリング部分があるので、それもまたいいコントラストになっている。

こんな景色なら確かに座ってゆっくり眺めていたくなる。

なので「着陸時車輌進入禁止」の注意看板のところに自転車を止め、しばらく座ってゆっくり眺める。そして何枚撮ったかわからないぐらい写真も撮る。1日中、ここで海を眺めていてもイイくらいだ。

誘導灯桟橋と下地島北端の海
誘導灯桟橋と下地島北端の海

訓練中の飛行機がまた1機降りてくる。至近の真上を通過していくのでなかなかの迫力。訓練なので「落ちてくるなよ」と思ったりもする。

名残惜しいが、そろそろ出発することにする。

13:16 下地島北端を出発。

滑走路の東側に入ると、魚垣の海。こちらはエメラルドグリーンではないが、それでも透明度は高い。南に行くと海は干潟になっていく。道端には紫の花が咲いているが、学がないので何の花かはわからない。

左に曲がって滑走路から離れるところで振り返る。今走ってきたコンクリートの白い道が青空に向かって伸びている。これもイイ眺めだ。

13:35 干潟状態の魚垣の海を見ながら、伊良部島に入る。これで下地島とはお別れ。「また来たい」

魚垣の海
魚垣の海

午前中に通った佐和田の浜、白鳥崎を走り抜けていく。途中、「ロマン折返し↷」のところでもう一度振り返って海を眺めたり、「フナウサギバナタ」のデカい鳥の像を遠くから写真に収めたりする。

14:19 港の場所を間違えつつ、佐良浜港サンマリンターミナルに到着。

伊良部島と下地島は景色が素晴らしく、楽しい自転車ツーリングだった。泊まった宿もオーシャンビューで良かった。また絶対来たいと思う。

14:30 伊良部島・佐良浜港を出港。

宮古島

14:46 宮古島・平良港に到着。

国道390号線に出て左折、池間島に向かう。

国道の終点の交差点を直進して、まず「砂山ビーチ」に寄っていこうと思う。

「ひらりん公園」を通過、妙なネーミングだ。

案内標識を辿りながら畑と住宅地を抜けていくと「砂山」と書いてある案内板に出る。奥へ進む。

15:11砂山ビーチ」の駐車場に到着。

ビーチの方から若い人達がゾロゾロ歩いてくる。それを見てなんとなくビーチはたくさんの人達で賑わっていそうで、のんびり景色を眺めたり写真を撮ったりできなさそうな感じがしてくる。そう思うとなぜか途端に行く気が失せてくる。ここまできてビーチに行くのはパスすることにする。

駐車場でこの後どうするか考える。「砂山ビーチ」の隣にある大崎の方に行ってみることにする。

来た道を戻り、県道83号線方向に向かう。

大崎に続く道に入ってすぐ、少し先の道路の道幅いっぱいにさとうきびが大量に敷かれている。「なんなんだ、あれ?」

そして、そのさとうきびを軽トラに積んでいる若い男達が何人も見える。どうやら、さとうきびを収穫している真っ最中のようだ。若い男達は多分バイト君達だろう。「ここ一般道だよな」

道路いっぱいにさとうきびを敷いて作業しているのでちょっと通れそうにない。しょうがない。大崎は諦めて引き返す。

県道83号線に到着、左折する。左手の海をチラチラ見ながら走る。

15:30 県道230号線に入る。池間島まであと10km

畑が続くのどかな道を走る。交通量もかなり少ない。

そんな道を走っていると、前方に人が立っているのが見える。全然、動かない。「なんだ?、不審者?人形?」

近づくとそれは警察官の人形だった。すっ飛ばしている車をドキッとさせて、スピードを守らせようとしているのだろう。こういう人形は田舎道にいくとたまに見かける。

あとで調べると、この警察官は「宮古島まもる君」というらしい。ご苦労さんです。

15:46 西平安崎との分岐に到着。

分岐には「雪塩」の看板がある。この先に製塩所とショップがあるらしいが、特に興味はないのでそこはパス。

分岐からは海を挟んで池間大橋が見える。海に架かるあんな流線形のような長い橋を渡るのは初めてだろう。楽しみだ。

細長い砂嘴のようなところを走る。GPSをみると道路の両側は海のはずだが、右側は砂丘のせいか全然眺望はなく、左側も草木が生えていてあまりよく見えない。

そんなところを走っていると右側がパッと開けて、一気に海が広がる。そして海の向こうに小さな島が見える。

「あれは大神島だろう」

ツーリングマップルには「宮古の神々の大元が住むとされる東側の聖地は立ち入りできない神秘的な島」と書いてある。

旅前にもちょっと調べたが、旅行者が行くようなところではないと思ったので、大神島へ渡る計画は立てなかった。

池間大橋に到着、と思ったら橋の袂には「世渡橋」と書いてあるので、まだ池間大橋ではなかった。小さな島がもう一つあるようだ。

15:54 今度こそ「池間大橋」に到着。

交通量はかなり少ない。左側には歩道がついている。ここも海が滅茶苦茶キレイだ。走っているだけで気持ちがイイ。

橋が盛り上がっている中間地点あたりで写真を撮ろうと思う。走っていくとちょうどそのあたりの歩道が海に突き出して広くなっているところであるので、そこで写真を撮る。

左には西平安崎と風車が3機見える。時間があれば帰りに寄って行こう思う。「ちょっと時間的に厳しいか」

しっかしこんなに景色のいい橋は見たことがない。

下り坂を降りていくと池間島が近づいてくる。ここの砂浜もヤケに白くてキレイだ。

そして右側に展望台やお店が見える。持ってきた地図には「池間大橋展望広場」と書いてある。あそこから池間大橋が眺められそうなのでちょっと寄ってみようと思う。

池間島

16:02 池間島に上陸。

「池間大橋展望広場」へ右折すると数軒のお店、その中に屋上が展望台になっているお店もある。展望台のあるお店はパスしてその少し先にある芝生から池間大橋を眺める。ここからでも十分いい眺めだ。

池間大橋
池間大橋

さらに海の近くの柵のあるところまで下りてみる。近くで海をみるとここも透明度が高く、大神島までの海は所々エメラルドグリーンの縞ができている。「なんなんだろう、この海の縞模様は

大神島
大神島

県道230号線に復帰して、島1周に出発する。

西海岸に出るあたりで左折して島の南西端の方に向かう。地図に「夕日スポット」と書いてあり、景色が良さそうに思ったので行ってみる。

海岸沿いの住宅街を進むと、何人か住人の方を見かける。家を一歩出ると目の前はエメラルドグリーンの海というところなので、なんとも羨ましいかぎり。

島の南西端あたりは岩場が広がり、その先に西平安崎の風車が見えていい景色。夕日にはちょっと早い。

住宅街の細い道を通って県道390号線に戻る。

16:27 池間島灯台に到着。ここで島のほぼ半周。

ちょっと休憩していると車がやってくる。灯台の点検か何かのようだ。

池間島灯台を出発し島の北東端を過ぎたところで、道端に「池間湿原」と書いてある小さな案内板を見つける。地面のすぐ上にあるので道端に生えている草で少し隠れかかっている。「こんなところに案内板かよ」

と思いつつ、「えっ、ここが湿原?」

周りを見回してもそんな感じはしない。後で調べると、ここからもっと奥の方に入ったところに池間湿原があったようだ。

16:49「池間大橋展望広場」に戻る。島に来たときにも立ち寄ったが、ちょっと休憩する。周辺をぶらついていると、草木の間から下の方に砂浜とそこにいる人が見える。「あそこに行けるのか?」

近づくと砂浜の方に下りられる階段を見つける。階段を下りると白いキレイな砂浜に出る。カップルなど観光客がいて、写真を撮ったりして景色を眺めている。

これで池間島ツーリングは終了。小さな島だったが、伊良部島や下地島と違い、意外とアップダウンが多かった。

17:07 池間大橋を渡り、宮古島に戻る。

水はまだあるが、喉が乾き無性に炭酸が飲みたくなる。しばらく我慢。

が、「宮古島まもる君」を過ぎたところで我慢できなくなり、間那津の集落にある自販機で炭酸を買い一息つく。

その後は、県道83号線から砂山方向へと来た時と同じ道を逆向きに進む。

砂山ビーチとの分岐を左折する。日没まで少し時間があるし、右から夕日が照らし始めてくる。ちょっと海の方で夕日が見れないかと思い、住宅のある右側の細い道に入る。

少し入った下り坂の手前で傾きかけた夕日が見える。海には何隻かの船も浮かんでいてなんかイイ雰囲気になっている。

しばらく眺めて宿へ向けて出発する。

平良

平良の街に入る。

18:05人頭税石」に到着。

石というより岩が2つあるが、奥の岩の横に説明板があるので読んでみる。それによると「この石で背丈を測って石の高さに達すると税を賦課された」とある。

説明板の横にある石は1mもないぐらいだし、その手前の石も1.5mぐらい。子供でも税が取られていたことになる。

人頭税石
人頭税石

続いて「仲宗根豊見親の墓」に寄り、写真だけ撮る。

18:20 宿に到着。

今日のお宿は「プチホテルプレミア」。普通のビジネスホテルのシングルルームだが少し狭く、床はフローリング。パン朝食付きで1泊シングル4,500円也。繁華街やフェリー乗り場にも近いので便利な場所にある。夜遅くなると入口は閉まり通用口からの出入りとなる。

部屋のバルコニーからは平良の街と平良港、そして伊良部島が見える。オーションビューではあるが、それより本土とは違う街並みの方に興味が惹かれる。道が狭くて沖縄らしい頑丈そうな箱型の建物がひしめき合っていて、ちょっと猥雑な感じがする

平良の街並み
平良の街並み

シャワーを浴びた後、居酒屋に行って晩飯を食おうと思いガイドブックで店を探す。「海王丸」という店が良さそうなのでそこに行く事にする。

飲む前に明日以降の宿も押さえておこうと思う。いろいろ行程も含めて考えたが、もうここに連泊してもイイのではないかと思うようになる。

というのも明日は大丈夫だが、明後日は雨で風も強いとの予報。そうなると明後日は自転車ツーリングはやめて宿に篭るか歩いて適当にブラつこうかと思う。平良以外に泊まるとブラつくところもないのでハッキリ言ってすることがなくなる。

宮古島はさして大きくない島なので、明日以降に行くつもりの西平安崎や東平安崎、来間島も平良から十分往復できる距離だ。

ということで連泊する事にする。そんなことを考えていたら、すっかり遅くなってしまった。

晩飯に出る時にフロントで明日、明後日も部屋に空きがあるか聞いてみる。すると空いているというので連泊をお願いする。

20:27 ホテルを出る。

市場通りを渡り、西里大通りを直進。狭い通りに店が立ち並んでいて人通りもあり、それなりに賑わっている。

海王丸 」に入り、カウンターに座る。目の前にある水槽にはデカい伊勢海老がいる。「菊之露」という泡盛飲んだり、伊勢海老食ったりして結構長居する。店を出てコンビニに寄り、買い物してホテルに帰る。

寝る。


走行時間:6h04m02s 走行距離:95.52km
平均速度:15.7km/h 最高速度:38.7km/h

↩︎初日    3日目↪︎